2001年の不正アクセス、対前年比で約12倍に
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この報告では、クラッキングツールによるホームページ書き換えが813件ともっとも多く、NIMDAなどワームによる不正アクセスが94件、CodeRedなどDoS攻撃プログラムやバックドアプログラムに関するものも28件あった。いずれについても、侵入を許した原因として既知のセキュリティホールをふさいでいなかったことが挙げられている。
また、不正アクセス行為の禁止等に関する法律(不正アクセス禁止法)にもとづく検挙は、67件で51人(うち重複1名)。67件中52件が、他人のIDを入手してサービスなどを不正に使用したり、いやがらせを行ったりした事犯である。こうした事犯は身近な人間や組織を対象としたものが多いのが特徴だ。