キングジムは15日、デジタルメモ「ポメラ」の新製品DM30を発表した。
この連載でも、紙の手帳の便利さにはたびたび触れてきた。そして紙の手帳に書いた予定が、スマートフォンに簡単にバックアップできたら便利だということも。紙の手帳は、扱いが簡単な反面、過去のデータをすぐに参照したり検索したりすることは苦手だからだ。
シャープの「電子ノート」は、かつてPDA「ザウルス」を製造販売していた同社の来歴を考えると、ちょっと意外な製品だ。
前回触れたようにポメラDM200は、クラウドエディターだと考える。そしてエディター、つまり文書作成用(本来はプログラム用)のソフトウェアに、ディスプレイとキーボードが与えられ、ハードウェアとして独立したものと考えられるのだ。
前々回、前回とポメラの基本機能について再検証し、使い方を振り返ってみた。今回は、そもそもポメラとは何かについてあらためて定義したい。
デジアナ文具としてのポメラについて、アウトライン機能の操作をおさらいしておきたい。
連載第2回の今回はポメラ(キングジム)を取り上げたい。
本連載では、その形態や存在のあり方、またUIなどの各点について、デジタルとアナログの双方にまたがる存在を「デジアナ文具」と総称。そのそれぞれについて、現時点における可能性を探っていく。