
ストックウェザー株式会社(本社:東京都中央区、代表:桐山 康宏)は、2025年11月11日、IRサイト運営支援ツール「IRパレット」の新機能をリリースします。投資家目線でIRサイトを作るため、必要なコンテンツを作成して運用とメンテナンスが可能なツールを完備しました。
「メッセージパレット」は代表者からの投資家へのメッセージや事業の内容などの静的ページの制作と管理をCMSで支えます。「業績パレット」では事業サマリーや業績ハイライト、業績のグラフで素早い実績や業績予想の把握を表示。「株価パレット」では株価やチャートの表示。「適時開示パレット」はIRサイトに必要なIRニュースの連動や決算短信などのアーカイブをサポートします。IRダッシュボードサービスでは、投資家のナビゲーションの改善を素早く安価に実施できるソリューションを提供します。
2026年4月より、東証の上場維持基準の適用の厳格化を控え、各上場企業のIR部門の方々は、会社の実態や魅力を的確にIRサイトにおいて表現することを求められている時代。IR活動の一端を力強くサポートいたします
【IRパレットサイト】https://www.irpalette.com
投資家の欲しい情報を意識する
投資家がなぜIRサイトに訪れるのか?投資対象の検討はIRサイトではなく、様々な情報でのスクリーニングやニュースを元に始まります。
個別のIRサイトに訪問するのは「一次情報へのアクセス」と「どんな会社なのか?」の探索で来訪することが主な目的です。いわゆる「決算短信」などのIR情報の以外にも、投資家が求めている情報があります。

投資家の欲しい情報が用意できているか?をチェック

投資家がIRサイトに訪問するのは、投資情報サイトや四季報などで取り切れない情報を確認することを目的にしています。下記のポイントが主なチェック項目になります。
会社の顔
会社の顔は、すなわちリーダーである経営者とそれを支える経営陣です。顔写真、プロフィールと仕事上の役割を明確に伝えることが大事になります。経営者からは株主や投資家への姿勢を示すことも大事です。
企業の顔
企業の顔は、業を企てる組織と文化にあたります。ビジョンやパーパス、企業理念。組織や沿革に関わる情報を提示することが重要です。会社概要のコンテンツと被った場合でも、IRサイトには最低限のエッセンシャルな内容で掲載することが投資家にとっては有効です。
事業の顔
事業の顔は、企業が何でどうやって価値を作っているのかの基本となる情報です。最も投資家が知りたい内容にあたります。事業セグメントや商品の説明。その実績と市場に対する自己評価、課題と将来の展望や手立てが経営目線で表現されていることが期待されています。
業績の顔
業績の顔は、文字通り営業実績と時期の予想に関する情報の確認です。一次情報にあたる決算短信などの指標もありますが、多くの場合PDFでの掲載になります。グラフでハイライトや数期にまたがるグラフを掲載することは投資家にとって探索する時間の劇的な短縮になります。またデータを数値で提供することは投資家が独自で分析するツールとして役立ちます。
市場の顔
市場の顔は、株価やチャートの表示にあたります。会社の市場での評価にあたります。株価は市場が評価するもので、会社側がコントロールしきれるものではありません。ただIRサイトに株価を表示するのは投資家に対し「株価を意識」して経営していることのメッセージになります。PBRや配当や時価総額などを併記すると、投資家に対し、株価水準や株主還元や流動性などどこに注視しているかのメッセージになります。
基本情報
IRサイトに適時開示情報を表示することは上場企業の基本的姿勢となります。TDnetで公開したIRニュースや決算短信などの資料を手間をかけずに表示することが肝要です。加えて総合レポートやコーポレートガバナンスシートなどIRサイト独自で公開するコーナーを設けることも重要です。
生成AI対策もIRサイトの整備で
最近ではChatGPTやGeminiなどの生成AIが検索の代わりに利用されることが多くなっています。以前は検索エンジンの上位に掲載されるSEOなどの手段が有効な時代もありました。
生成AIにどのように要約されるかについては、SEOのようなテクニカルな手段ではなく、素直に自社のIRサイトに丁寧にコンテンツを掲載するのが最も有効な方法です。

IRサイトに投資判断に有効な情報を丁寧に公開する正攻法が、人間が求める結果をシミュレーションするAIに正しい情報を回収されるために最も効果のある方法と類推します。
IRパレットのツール
IRパレットは現時点で4つのツールと1つのサービスで構成されています。ツール単位でもトータルのサービスでもお客様の状況の応じた柔軟なご利用をいただけるよう設計されています。ここでは4つのツールを順にご紹介します。【1】メッセージパレット
代表者メッセージや役員紹介、企業ビジョンなどの静的ページを簡単に作成しメンテナンスするCMS機能を提供します。
【2】業績パレット
自動取得した業績データと株価関連データを独自データベースに格納しています。これを活用し、事業サマリーや業績ハイライト、業績のグラフからデータダウンロードサービスまでIRサイトに実装できます。
【3】株価パレット
株価と株価チャートに表示が可能です。表示できる項目は多岐に渡り、PBRやROEをはじめ時価総額や配当関連情報も併記できます。株価チャートには適時開示の同時表示機能もそろえています。
【4】適時開示パレット
適時開示情報を自動でIRサイトに連動させるツール。独自のコーナーや開示の必要なファイルの反映、IRサイトへの独自記事の作成と日時指定した公開などのCMS機能も併せて搭載しています。

各サービスの詳細は下記にも一部掲載しています。詳しい仕様はお問合せからご連絡ください。
御社専用のサンプルの作成なども承ります。
IRダッシュボードでナビゲーションの改善
IRサイトに掲載される情報は多岐に渡るとともに、年度ごとに格納されるものも多数あります。旧来の「メインメニュー」から「サブメニュー」をたどるナビゲーションで組んでしまうと、階層構造がかなり深くなってしまうことがあります。困ったことに、まじめに作れば作るほど深くなってしまう傾向があるようです。
投資家には見つけたい情報を探しに来るケースが多くなります。サイト内での目的の発見に時間がかかることは、投資家のストレスを増やす結果になります。探した末にないとか、探し当てた内容が期待したレベルに違うと、結果的にいい印象をもって帰ってもらえないことが多くあります。
IRダッシュボードはIRトップページを「ダッシュボード」のように可能な限り、シンプルに必要な情報へワンクリックで到達できるように設定します。「迷ったらIRトップへ」というナビゲーションに変更することで、投資家の迷いを抑制し、IRサイトの管理も容易にすることを目的とするサービスです。

シンプルなナビゲーション
IRダッシュボードでシンプルなIRトップページにすると、投資家が欲しい情報に素早くアクセスでき満足度を上げていただけます。投資家に見てほしいコンテンツ、要望が多いコンテンツも配置しやすいため、会社を正しく知ってもらう手段としても有効です。

IRパレットでコンテンツはすべて管理できる
下記に図のように、IRダッシュボード(IRトップ)からのメインのコンテンツはIRパレットのツールで作成及び管理することが可能です。結果として短期に廉価でサイトのリニューアルも可能になります。

デザインやレイアウトの高い自由度
IRダッシュボードのレイアウトとデザインはお客様のご要望に応じてカスタマイズされます。下記の図のようにデザインの変更やユニットの入れ替えも自在です。

詳しい仕様はお問合せからご連絡ください。
【1】メッセージパレット
IRパレットの各ツールのご紹介です。「メッセージパレット」
代表者メッセージや役員紹介、企業ビジョンなどの静的ページを簡単に作成しメンテナンスするCMS機能を提供します。

CMSで静的コンテンツを作成
CMS(コンテンツをお客様ご自身で編集できるツール)で代表者メッセージなどの静的コンテンツをお作りいただけます。ご要望であればフォーマットとなるコンテンツ事例のご提供も可能です。現在公開中のコンテンツの修正と、将来アップする予定のコンテンツの2種類を保存しています。予定コンテンツに公開する日時を指定して自動的に公開する機能も備えています。

専用サイトでログインして管理
IRパレット・コントロールパネルへアクセスいただくIDとパスワードを提供します。ログイン後コンテンツの作成や設定をしていただくことが可能です。

設定された静的コンテンツは「iフレーム」方式でのお引き渡しになります。受け皿のページの作成や設定も承りますので、お気軽にお問い合わせください。
【2】業績パレット
IRパレットの各ツールのご紹介です。「業績パレット」
自動取得した業績データと株価関連データを独自データベースに格納しています。これを活用し、事業サマリーや業績ハイライト、業績のグラフからデータダウンロードサービスまでIRサイトに実装できます。

充実のデータベースと独自データの入力で容易なメンテナンス
発表された決算短信からXBRLを利用して決算データを自動取得。必要な手入力データと株価関連情報を元に様々なデータを管理します。多数の自動更新項目でIRサイトの運営の効率化を図ります。

事業サマリー
投資家が最も知りたい情報の一つに事業内容があります。何の会社かが理解できなければ通常投資されません。
ただ決算短信や有報での事業表現は、事業を評価するには不十分のことが多いです。
事業セグメントの比率や各収益性に数字だけではなく、その数字になった背景、その市場の特徴と自社の課題。加えて将来の展望や計画がどこまでディスクローズされているかを投資家は探しています。
業績パレットでは、グラフ化の機能とサイト構築の技術でこのコンテンツの制作と管理でサポートします。

業績ハイライト
業績の実績や予想は当然投資家が注目している情報です。ただし決算短信のPDFは通常IRサイトで公開されているため、数値を見ること自体は可能です。ただいくつかの会社の調査をしている最中の投資家は、PDFを開け財務三表などのページを探すのにストレスを感じることが多いのも事実です。
グラフで業績の数ヵ年の傾向を確認できたり、エクセルなどでハンドリングできるデータを提供すると喜ぶ投資家は数多くいます。

【3】株価パレット
IRパレットの各ツールのご紹介です。「株価パレット」
株価ボードと株価チャートに表示が可能です。表示できる項目は多岐に渡り、PBRやROEをはじめ時価総額や配当関連情報も併記できます。株価チャートには適時開示の同時表示機能もそろえています。

株価ボード
株価は投資情報のツールで確認することができます。IRサイトで株価を表示することは、その企業の投資家に対する姿勢として受け止められます。株価を意識した経営をしている、時価総額や売買代金は流動安全性を、配当は株主還元をPBRなどは株価の水準を意識しているという経営からのメッセージとして受けられています。

株価チャート
株価チャートは期間内の株価の動きで、IRサイトにあると投資家にとって便利です。
IRサイト用の工夫として、決算の発表やその他の適時開示情報の公開をトラッキングできる機能が選択できます。証券サイトや情報サイトではないチャートはここに投資家が訪れる理由の一つになるかもしれません。

併記パターンによるメッセージ性の表現
株価ボードには、株価関連の様々な情報を同時に表示できます。それ以外にも経営の安全性の指数や業績や配当に関わる情報も表示できます。会社としての投資家に対するメッセージにもなります。様々な検討をしてみてください。

【4】適時開示パレット
IRパレットの各ツールのご紹介です。「適時開示パレット」
適時開示情報を自動でIRサイトに連動させるツール。独自のコーナーや開示の必要なファイルの反映、IRサイトへの独自記事の作成と日時指定した公開などのCMS機能も併せて搭載しています。

IRニュースやIRライブラリー
TDnetに公開された適時開示情報から、IRニュース情報を自動取得しIRサイトの自動で連動掲載します。IRニュースにはディスクロージャコードが附番されているので、これによりIRサイト内でタブで分類した格納も可能です。IRサイト独自のIRニュースもCMSで制作し公開可能です。IRライブラリーとして「決算短信」や「有価証券報告書」の格納と表示も実現します。

独自コーナーの設定とファイル更新
TDnet公開以外にも「総合レポート」「アニュアルレポート」「コーポレートガバナンスシート」「決算説明資料」などコーナーに仕分けて年度ごとに格納や公表したい資料があります。これらのオリジナルなコーナーを新設しファイルをCMSを通じて管理する機能をご利用いただけます。

設定された静的コンテンツは「iフレーム」方式でのお引き渡しになります。受け皿のページの作成や設定も承りますので、お気軽にお問い合わせください。
「IRパレット」が目指すこと
東京証券取引所が2026年4月より実施を予定している上場維持基準の厳格化(時価総額・売買代金・株主数など)により、IR機能の強化は上場企業にとって重要なテーマとなっています。「IRパレット」は、IR担当者の業務負荷を減らしながら、企業と投資家の対話の質を高めるツールとして、実務面・戦略面の双方から企業価値向上をサポートします。
「IRパレットは」IRサイトを「開示の場」から「魅せる・伝える場」へと進化させる、
新時代のIRブランディング・ツールになることを目指しています。
お問い合わせ先
ストックウェザー株式会社IRパレットサポート
担当:野口、大村
問合せフォーム:https://about.stockweather.co.jp/contents/ir/contact-us.html
ストックウェザー株式会社について
ストックウェザー株式会社代表者:桐山 康宏
〒104-0041
東京都中央区新富1-14-1 いちご八丁堀ビル 4F
TEL:03-5540-6525
https://about.stockweather.co.jp/
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