◆ トルクメニスタンでの納入実績やCO2回収装置導入による環境負荷低減が高評価
◆ トルクメニスタン大統領臨席のもと11月2日に起工式、プラントは2030年に運転開始予定
三菱重工業株式会社は、トルコの建設会社ギャップ・インシャート社(GAP Insaat Yatirim ve Dis Ticaret A.S.、以下、GAP社)と共同で、トルクメニスタン国営化学公社トルクメンヒミヤ(Turkmenhimiya)が建設する大規模アンモニア・尿素肥料製造プラントのEPC(設計・調達・建設)契約に調印しました。
11月2日、トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領臨席のもと起工式を開催。プラントの運転開始は2030年の予定です。
本プロジェクトは、トルクメニスタン北西部カスピ海沿岸のキアンリ(Kiyanly)に同国最大規模のアンモニア・尿素肥料製造プラントを建設するもので、仮設桟橋など周辺のインフラ設備や製品出荷設備の設置も含まれます。プラントの1日当たりの生産能力は、アンモニアが2,000トン、尿素が3,500トンで、当社はアンモニア・尿素肥料製造プラントの基本・詳細設計、調達、試運転を担当し、GAP社および三菱商事株式会社と連携してプロジェクトを遂行します。
トルクメニスタンは世界有数の天然ガス埋蔵国であり、その豊富な天然資源を活用した、高付加価値製品の生産と輸出製品の多様化を国家戦略の柱としています。本プラントで生産される肥料は、同国の経済成長と国際競争力強化に大きく貢献すると期待されています。また、本プラントには当社が関西電力株式会社と共同で開発した独自のCO2回収技術「Advanced KM CDR Process(TM)」を適用したCO2回収装置が付設され、プラント効率化とともに、環境負荷が低減されるため、持続可能な社会の実現にも貢献します。
当社は、1958年に初めて肥料製造プラントを納入して以来、世界各地で多数の肥料製造プラントを手がけています。トルクメニスタンにおいても、2018年にカスピ海沿岸のガラボガス(Garabogaz)にプラントを納入。以来、同プラントは安定操業を続けており、今回の受注は、そうした実績と当社のCO2回収技術への高い評価によるものです。
三菱重工は今後も、世界の肥料製造プラント市場でのプレゼンスを強化するとともに、安全性と信頼性の高いプラントの提供を通して、世界に貢献していきます。

■三菱重工業株式会社
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