- IBM watsonx Orchestrate を基盤とする人事およびサプライチェーン向け AI エージェントを開発中

【米国ニューヨーク州アーモンク - 2025 年 10 月 16 日(現地時間)発】
IBM は、「Oracle Fusion Applications AI Agent Marketplace」で、新たに構築した AI エージェントを提供開始したことを発表しました。今回提供開始した 3 つのエージェントは、「Oracle Fusion Cloud Applications」を使用しているお客様が業務効率向上を実現できるように設計されています。さらに IBM は、オラクルのお客様のために、「IBM watsonx Orchestrate」によって構築された人事およびサプライチェーン向けの補完的なエージェントをリリースし、業界を問わずお客様のビジネスプロセスの変革を支援する計画です。
Oracle Fusion Applications に直接組み込まれた IBM のエージェント
IBM Consulting が開発した新たなエージェントは、「Oracle AI Agent Studio」 を使用して構築され、「Oracle Fusion Applications」内のプロセスと一般的なワークフローの自動化を支援できるように設計されています。今回発表された 3 つの新しいエージェントはいずれもオラクルが認定した正式なエージェントであり、「Oracle AI Agent Marketplace」 上で提供されます。
- 会社間取引エージェント︓グループ会社間契約のレビューを自動化
- 注文入力エージェント︓受注から入金までのプロセスに必要な関連データを生成することでプロセスの効率化を支援
- 購買契約エージェント︓購買要求から購買発注契約書を起票する複雑なワークフローに対応
オラクルの Fusion AI 製品管理担当グループ・バイスプレジデントのカウシャル・クラパティ(Kaushal Kurapati)氏は、次のように述べています。「AI エージェントが急速にエンタープライズ・アプリケーションを変革する中で、企業は生産性、俊敏性、イノベーションを大きく推進する新たな方法を模索しています。Oracle AI Agent Studioでシームレスに構築された IBM の新しい AI エージェントは、Oracle AI Agent Marketplaceを通じて、お客様が自社のビジネス課題に対応し、スピードと確信をもって成長を実現するための支援をします」
IBM Consulting グローバル・マネージング・パートナーのニール・ダー(Neil Dhar)は、次のように述べています。「オラクルと IBM は、エンタープライズ AI およびビジネス・トランスフォーメーションに関する専門知識を結集し、お客様がイノベーションと競争優位性の推進力としてエージェント型 AI を導入できるよう支援します。これらの新しいエージェントは、 AI の力を両社共通のお客様に直接届け、ビジネスに最大のインパクトをもたらすことになるでしょう」
IBM が追加予定の新しい watsonx Orchestrate エージェント
IBM は、2025 年の前半に発表したエージェント製品ポートフォリオに加える形で、サプライチェーンと人事向けの新しいエージェントを間もなくリリースし、Oracle Fusion Applications関連のエコシステムを拡大する予定です。
これらのエージェントは、AI エージェントの開発、展開、管理に適したエンタープライズ・グレードの AI ソリューションである IBM watsonx Orchestrate 上に構築されます。watsonx Orchestrate は 「Red Hat OpenShift AI」 を基盤として動作し、マルチエージェント・アプローチにより、Oracle AI Agent Studioと Oracle AI Agent Marketplaceに組み込まれた広範なAI エージェント製品群と連携します。また、オラクルとオラクル以外のアプリケーションおよびデータソースの両方にわたってエージェントをオーケストレーションするマルチエージェント・スーパーバイザーとしても機能します。
さらに オラクルは、AI モデルの IBM Granite 4.0ファミリーを、AI クイック・アクション経由の 「Oracle Cloud Infrastructure Data Science」 を通じて間もなく提供予定です。
Oracle Fusion Applications 用の新しいエージェントの詳細と、IBM と オラクルのパートナーシップに関する最新情報については、こちらをご覧ください。
IBM Institute for Business Value と オラクルが Oracle AI World で発表した新しい共同研究「The strategic ascent: How autonomous AI transforms enterprise business operations(自律型AIが拓く戦略的飛躍-企業業務の変革)」はこちら(英語)からお読みいただけます。
IBM および オラクルによる将来の方向性および意図に関する声明は、予告なしに変更または撤回されることがあり、あくまで目標および目的を表すものです。
オラクルのパートナー・プログラムについて
オラクルのパートナー・プログラムは、オラクルとそのパートナーが共同でお客様の成功とビジネスの成長促進を支援するものです。新たに強化されたプログラムは、パートナーに選択肢と柔軟性を提供し、複数のプログラム・パスとともに、トレーニングおよびイネーブルメント、市場投入に向けたコラボレーション、テクニカル・アクセラレーター、サクセス・サポートにわたって強固な基盤となるメリットをもたらします。詳しくは https://www.oracle.com/jp/partner/をご覧ください。
IBM、IBM ロゴ、ibm.com、watsonx、watsonx Orchestrate は、米国やその他の国における International Business Machines Corporation の商標または登録商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれ IBM または各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、ibm.com/trademark をご覧ください。
Oracle、Java、MySQL、および NetSuite は Oracle Corporation の登録商標です。NetSuite は、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。
当報道資料は、2025 年 10 月 16 日(現地時間)に IBM Corporation が発表したプレスリリースの抄訳をもとにしています。原文はこちらを参照ください。
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