
世界最大級のオーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービスであるAmazonオーディブル(以下、Audible)は、9月26日(金)より、中島らもさんの小説『ガダラの豚 1』を山内圭哉さんの朗読で配信開始します。『ガダラの豚 2』・『ガダラの豚 3』は 10 月以降配信予定です。
『ガダラの豚』は、1994年に日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した、中島らも作品を代表するベストセラー小説です。呪術・奇術・新興宗教など多様なテーマが交錯しながら、現代社会の闇を壮大なスケールで描き出します。主人公は、アフリカの呪術医研究を専門とする文化人類学者でテレビの人気タレント教授の大生部(おおうべ)多一郎。1巻では、娘を事故で失ったショックから奇跡をうたう新興宗教にのめり込んでしまった妻・逸美を救おうと、大生部は奇術師・ミラクルと手を組んで動き出します。スリリングな展開で読者を引き込む痛快なエンターテインメント作品です。
朗読を担当するのは、ドラマや映画、舞台で大活躍の俳優で、ミュージシャンでもある山内圭哉さんです。山内さんは1992年、当時人気劇作家として注目を集め、劇団「笑殺軍団リリパットアーミー」を主宰していた本作の著者、中島らもさんに出会い、同劇団に所属。その経験は後の俳優人生の礎となり、数々の作品で中島らもさんの世界観を伝えてきました。今回初めて小説の朗読という形で中島らも作品に挑み、没後20年を越えてなお愛され続ける最高傑作『ガダラの豚』に新たな命を吹き込みます。中島らも文学の金字塔ともいえる混沌とユーモアに満ちた物語の世界を、ぜひAudibleでお楽しみください。
山内圭哉さん コメント
「出来立てのウガリがほんとに美味くて、粉を買って帰ろかなと思たわ」と、アフリカ取材旅行から帰国したらもさんが呑気におっしゃってた頃、こんなに怖ろしく、そして老若男女が血湧き肉躍るエンターテイメント小説が完成するとは思ってもみませんでした。
改めて読み、なんと面白い話なのだと溜息が出ました。音読しながらも、「早く先が読みたい」という衝動に駆られっぱなしの収録でした。
考えてみれば、らもさんの小説を音読するのは生まれて初めての経験でした。
らもさんの文を身体に通していると、何故か昔、二人でどうでも良い話をしながら安酒場で酒を呑んでいた頃を思い出し、幸せな気分になりました。お楽しみいただけますよう。」
【作品詳細】

ガダラの豚 1
配信予定日:9月26日
著者:中島らも
ナレーター:山内圭哉
URL : https://www.audible.co.jp/pd/B0FH31BCX7
魔神バキリの呪術パワーを奪え!テレビの取材でケニアを訪れた主人公を待ちうける驚天動地の大事件。呪術師、詐欺師が入り乱れ、痛快無比の大活躍。日本推理作家協会賞受賞作。
※『ガダラの豚 2』・『ガダラの豚 3』は 10 月以降配信予定です。
【ナレータープロフィール】

山内圭哉(やまうち たかや)
1971年、大阪府生まれ。俳優、ミュージシャン。『笑殺軍団リリパットアーミー』の中心メンバーとして活躍。以降、舞台・ドラマ・映画と幅広く活動中。
近作に舞台「パラサイト」、「モンスターコールズ」、「花と龍」、「ベイジルタウンの女神」、映画「雪風 YUKIKAZE」、ドラマ「青天を衝け」、「民王R」、「しあわせな結婚」等。待機作に、舞台「チェーホフを待ちながら」(11月6日~まつもと市民芸術館、KAAT神奈川芸術劇場)がある。『ガダラの豚』でAudible朗読デビュー。
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