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SEVENTEEN・ディノの初ソロに“葬式の花”デモ、怒ったファンは祝花で対抗 韓国で起きたカオスな応援合戦

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SEVENTEEN・ディノの初ソロに“葬式の花”デモ、怒ったファンは祝花で対抗 韓国で起きたカオスな応援合戦
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人気グループSEVENTEEN・ディノの初ソロをめぐり、韓国で異例の“花輪合戦”が起きている。

一部ファンは、ディノが自身の名前ではなく、サブキャラクター「ピ・チョリン」として初ミニアルバムを出すことに反発し、所属事務所前に弔花を送った。

【写真】ディノ、送りつけられた“葬式用の花”と祝花

すると今度は、それに反発した別のファンが祝花を設置。初ソロを祝うべきタイミングで、現場に弔花と祝花が並ぶという、なんともカオスな状況が生まれた。

今回の騒動の発端は、ディノのソロ活動の“名義”にある。

所属事務所PLEDISエンターテインメントは、ディノが8月3日に「ピ・チョリン」という名前で、1stミニアルバム『吉BOARD』を発売すると発表した。

ピ・チョリンは、SEVENTEENの自社コンテンツなどに登場してきたディノのサブキャラクターで、架空の企画会社BOMGの代表、あるいはトロット(韓国演歌)に強い人物として描かれてきた存在だ。

今回のアルバム『吉BOARD』は、1990年代のストリート文化を再解釈した作品とされ、HYBE LABELSの公式YouTubeチャンネルでは関連映像も公開された。映像では、時代ごとのピ・チョリンが登場し、「興」をめぐるユニークな世界観が展開されている。

ピ・チョリン
(写真提供=PLEDISエンターテインメント)ピ・チョリン(ディノ)

企画そのものは、SEVENTEENらしい遊び心のある試みとも受け取れる。

弔花と祝花を送り対立するファンたち

だが、一部ファンが引っかかったのは、これがディノにとって“初ソロ”であるという点だった。

韓国メディア『テンアジア』は、ディノがピ・チョリンとしてアルバムを出すこと自体は理解できるとしながらも、「ピ・チョリンが初ソロアルバムの主人公になるのは別の問題だ」と指摘している。

同記事は、ディノが12年目のアーティストであり、ダンス、歌、パフォーマンス能力を備え、作詞・作曲にも参加してきたメンバーであることを挙げ、ファンの間には「初ソロなら、ディノという歌手を見せるアルバムを期待していた」という反応が出ていると紹介した。

ディノ
(写真提供=OSEN)ディノ

さらに、SEVENTEENが13人組であり、グループ活動、ワールドツアー、ユニット活動まで考えると、メンバーそれぞれにソロアルバムの機会が頻繁に与えられるわけではないとも説明。兵役時期も考えれば、「ディノの次のソロがいつになるかはわからない」と指摘している。だからこそ、一部ファンの不満は「ピ・チョリンが嫌い」という単純な話ではなく、初ソロという貴重な機会をどう使うのかという問題として広がった。

その不満が、弔花デモという形で表れた。

6月1日、「ピ・チョリン反対トラック総攻アカウント」は、今回の弔花について、警察署への申告など必要な手続きをすべて完了したうえで設置したと主張している。同アカウントは、今回のデモについて、あくまで「アーティスト個人に向けたものではなく、企画と運営を担当する会社に対する意見表明」だと説明した。

事務所前に送られた弔花
(写真=オンラインコミュニティ)事務所前に送られた弔花

声明文でも、反対側は「ディノの初ソロ活動が、本体ではなくサブキャラクター中心に展開されたことについて、ファンは継続的に疑問を提起してきた」とし、「会社はアルバム企画に対する責任を持ち、直接疎通し説明する義務がある」と主張。さらに「ディノのアイデンティティと可能性を制限する企画に遺憾を表し、会社の責任ある疎通と改善を促す」としている。

反対派の主張を整理すれば、こうなる。ディノ本人を否定しているのではなく、ピ・チョリンというサブキャラクターそのものを全否定しているわけでもない。ただ、初めてのソロ活動が「ディノ」ではなく「ピ・チョリン」が中心に見えることに対し、会社の企画意図を問いたいという主張だ。

一方で、この弔花デモに強い違和感を示したファンもいた。

あるファンアカウントは、現場で弔花を直接見たとし、「本当に腹が立って涙が出るほどだった」と投稿。その理由として、「通行人、別のファン、スタッフは、この騒動がどのように始まり、どんな経緯をたどったのかを詳しく知らない。彼らが目にするのは、ただ一つ、“SEVENTEENディノ、イ・チャンに送られた弔花”だ」というのだ。

このファンは、弔花が作り出しているのは「疎通」ではなく、ディノへの否定的な印象をさらに大きくすることだと考え、17個の祝花を設置したと投稿した。現場を訪れた人々に、弔花だけを見せたくなかったからだという。「少なくとも、ディノの初ソロを心から祝い、応援する人たちもいることを示したかった」という主張だ。

対抗して送られた祝花
(写真=オンラインコミュニティ)対抗して送られた祝花

これに対し、反対派の総攻アカウントは、申告されていない祝花が弔花を隠す状況が発生したとし、協議を試みたが受け入れられなかったと説明した。

その後、警察や龍山(ヨンサン)区庁など関係機関に問い合わせ、弔花が適法な手続きを経た合法的なデモであることを説明した結果、現場に設置されていた未申告の祝花はすべて撤去され、弔花は正常に運営されていると発信している。

要するに現場では、同じディノを応援しているはずのファン同士が、初ソロをめぐって弔花と祝花でぶつかっているわけだ。今回の騒動がカオスに見えるのは、対立する双方がどちらも「ディノのため」を掲げているからだろう。

ディノ本人も、ファンの反応を把握しているようだ。

ディノはライブ配信を通じて、「アルバムを一生懸命準備している」と述べながら、「心配や憂慮の反応を聞いたり、見たりした」と話した。続けて、「いろいろな反応に対して、十分に理解できる。各自の考えが違うのもそうだろう」と受け止めた。

そのうえで、「すべてを話すことはできないからもどかしい」としながらも、「このアルバムに本当に一生懸命取り組んでいる」「僕もそうだし、ピ・チョリン先生も自信があるようだ」「すべてに計画がある」といった趣旨で、応援してほしいと伝えた。

この発言は、今回の騒動を見るうえで重要だ。少なくともこの発言を見る限り、ディノ本人は、ピ・チョリンを自分から切り離された単なる企画として語ってはいない。

ディノ
(写真提供=OSEN)ディノ

もちろん、ファンが初ソロに期待する気持ちは理解できる。12年目にして訪れた貴重な機会だからこそ、ディノ本人の音楽性やパフォーマンスを前面に出した作品を見たかったという声は自然だ。『テンアジア』が指摘したように、なぜ初ソロがディノではなくピ・チョリンの名前で始まるのかは、今回の活動を通じて説明されるべきポイントでもある。

ただ、弔花という抗議方法が適切だったのかについては、ファンの間でも受け止め方が大きく分かれた。

弔花は韓国の芸能界で、事務所や運営に対する強い抗議の手段としてしばしば使われる。今回のようにアーティスト本人の初ソロを目前にしたタイミングで設置されれば、たしかに、外から見た人に「ディノに向けられた弔花」と受け取られる可能性もある。祝花を送ったファンが問題視したのは、まさにその点だった。

今回の騒動は「ピ・チョリンが良いか悪いか」だけでは片づかない。ファンはアーティストのキャリアをどこまで心配し、どこから本人の選択を信じるべきなのか。会社への抗議は、どの時点で本人への負担に見えてしまうのか。初ソロという大切な瞬間を誰がどんな形で祝うべきなのか。

ディノの初ソロをめぐる“花輪合戦”は、そんな複数の問いを一気に露出させた。

ディノ
(写真提供=PLEDISエンターテインメント)

アルバム『吉BOARD』は8月3日に発売される予定だ。反対の弔花も、応援の祝花も、それぞれが「ディノのため」という思いから生まれたものなのだろう。ただ、その愛情が本人にどう届くのかは、また別の問題だ。

ピ・チョリンとしての初ソロが、最終的にディノの新しい魅力を見せるものになるのか。それとも、ファンが期待していた「ディノというアーティスト」の姿とは距離を感じさせるものになるのか。その答えは、花輪ではなく、これから公開される音楽とステージが示すことになる。

◇ディノ プロフィール

1999年2月11日生まれ。本名イ・チャン。SEVENTEENの最年少メンバーでありながら、朝鮮王朝の初代国王である李成桂の子孫としても注目される。グループ内ではパフォーマンスチームに所属しており、芸名のディノ(DINO)はダンス講師であった父親が「恐竜のようにステージを支配してほしい」という意味を込めてつけたもの。一般的に最年少メンバーが甘やかされがちなK-POPアイドル界の風潮に反して、自由奔放な年長者たちに振り回されがちな苦労人。

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《スポーツソウル日本版》
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