ボーイズグループBTSが、カムバックの感想を語った。
3月20日13時、BTSは5thフルアルバム『ARIRANG』をリリースする。2022年6月のアンソロジーアルバム『Proof』以来、3年9カ月ぶりの新アルバムだ。
今回の活動を通じて、新しいチャプター「BTS 2.0」の幕を開ける。BTSのアイデンティティと普遍的な感情を込めた今回のアルバムは、パン・シヒョク議長が総括プロデュースを担当し、完成度を高めた。
新アルバムには、タイトル曲『SWIM』をはじめ、14曲が収録される。BTSはこれまでの経験と悩みをありのままに表現し、“今のBTS”を全曲に込める。
BTSは同日、所属事務所BIGHIT MUSICを通じて、アルバムと活動に関する一問一答を行った。
BTSの一問一答は、以下の通り。
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3年9カ月ぶりにカムバックする感想は?
一同:わくわくもするし、緊張もするが、何より感無量だ。久々に7人が集まって一緒に何かができるということだけでも嬉しく、ありがたい。ARMY(BTSのファンネーム)の皆さんに長く待っていただいた分、格好よく準備して戻ってきた。
再び良い姿をお見せできることそのものが、大きな感激であり、幸せだ。久しぶりの完全体でのアルバムなので、楽しみな気持ちと同じくらい不安もあるが、メンバーとARMYが一緒なので、大きく心配することはない。
今回のアルバムで最も伝えたいメッセージは?
SUGA:最も自分たちらしいものは何か、悩んだ。大それたメッセージより「僕たち」そのものに焦点を当てた。
JIMIN:「前に進み続ける」ということを伝えたかった。いつも新しく、より良い姿を見せなければならないというプレッシャーがある。悩みも数えきれないほどある。それでも止まらず、泳ぎ続けていくという心境を表現しようとした。
JUNG KOOK:1人1人の時間と色彩をそのまま込めたので、最もBTSらしいアルバムになったと思っていただけると嬉しい。
アルバムに込めた「韓国的な要素」はどう決まったのか?
RM:まず思い浮かぶアイデアをあれこれ出してみた。ソングライティングセッションでは、テコンドーを題材に曲を作ったこともある。アルバムには入らなかったが、個人的にはかなり気に入っていた。
韓国的な要素は、7人を結びつける重要なキーワードだ。我々のスタート地点、ルーツとも繋がっているからだ。「韓国的なもの」が何であるかは、今も再定義され続けて、変化している。我々もその流れの一部になれたら、面白いと思う。
JIN / SUGA:アルバムのロゴは、JUNG KOOKのアイデアから発展した。多方面でメンバーの意見が加わっていき、今のアルバムコンセプトが決まり、全員韓国人であるため、韓国的な要素を自然に入れたいという意見もあった。
J-HOPE:新アルバムの歌詞にも、韓国の「興(高揚感、テンション)」と文化を溶け込ませた。さまざまなところで、「7人がともにできるポイント」をもっと多く作るために試行錯誤した。
戻ってきて、ありのままを見せるということは、結局ルーツから出発することだと思う。その根が頑強であったからこそ、今の僕たちがいる。
V:メンバー全員がアイデアをたくさん出し、それぞれの個性を反映させるために悩んだ。ARMYの皆さんにも1つ1つ探す楽しさを感じていただけるだろう。
「韓国的な要素」を表現する際に立てた基準は?
RM:韓国的な要素を決められた枠のようにそのまま使うよりは、今、自分たちのやり方で自然に解釈したかった。自然なアレンジと我々なりの解釈が加わったとき、情緒がより広く伝わると考えたからだ。多様に解釈されうる「アリラン」を、少し違う角度から新しく解釈してみたかった。
JIN / SUGA:韓国的な要素を無理やり入れるのではなく、自分たちらしく溶け込ませることに集中した。韓国的な情緒を活かしながらも、BTSの色が鮮明に残るよう、バランスを取ろうとした。
J-HOPE:バランスとコントロールは、間違いなく重要だ。ただ、そのなかでもポイントとなる瞬間には、大胆に見せる方が格好いいこともある。今回のアルバムとステージでも、「やりすぎず、でも必要な瞬間には確実に」という基準が表れるように、あれこれ悩んだ。
JIMIN:音楽とパフォーマンス全般において、我々のアイデンティティと自分たちらしく語る方式は何かを悩み、その延長線上でメンバー全員が韓国人であるという背景も改めて考えるようになった。そこで、韓国的な要素を重要なポイントとした。
特に、「アリラン」は韓国人なら子供の頃から数え切れないほど触れてきた言葉であり、民謡であるだけに、これをアルバム名として選ぶことに、プレッシャーと責任が伴った。
『SWIM』をタイトル曲に選んだ理由は?
RM:タイトル曲であるだけに、最も長く引っ張って、悩んだ。『SWIM』を超える曲を作るために、1カ月ずっといろいろ試したが、難しかった。この曲を初めて聴いたときは、平壌(ピョンヤン)冷麺のように淡白で、すっきりとした魅力があると感じた。聴けば聴くほど、「一緒に泳いでいきたい」という気持ちになった。
JIN:初めから一気に惹かれるというよりは、聴けば聴くほど忘れられない、そんな力のある曲だった。特に、曲の途中に登場するリズムが記憶に残る。そこを聴いていると、時間を忘れてしまう。
J-HOPE:ステージを見ている間も、曲がよく聞こえるパフォーマンスを作るために努力した。波を表現する動作や、潜っているかのように、静かに沈むポイントのようなディテールがある。
最初はインパクトの強い曲の間で、退屈になるかと心配もあったが、聴いているうちにサウンドに自然と馴染んで、心地よくなった。僕たちが伝えたいテーマとも最も合っていたので、タイトル曲に選んだ。
V:強いサウンドの曲の間で、『SWIM』が最も淡白に感じられた。最初は刺激的な曲ではないという印象があったが、聴き続けているうちに、むしろ長く聴けそうだと思った。
JUNG KOOK:聴けば聴くほど、「これで合っている」と思える曲だった。歌詞も「今のBTS」をよく示しているし、パフォーマンスもこれまでとは違う新しいポイントがあるので、注目していただきたい。

『SWIM』をどのような曲として記憶してほしいか?
一同:人生のような曲。ただ毎日、ちゃぷちゃぷと、吐いては吸って、泳いでいく皆の歌であってほしい。聴くほど温かい曲なので、それぞれの人生を歩むなかで力になる曲になれば嬉しい。また、人々の間で伝えられ続け、長い間隣に残った「アリラン」のように、『SWIM』も末長く多くの人の心に残る曲になることを願っている。
フルアルバムで新たに挑戦したことは?
一同:新アルバムの全曲を聴くと、アルバムの構成がしっかりしている。ジャンル、サウンド、ボーカルの表現まで、幅広くすることに集中した。我々に馴染みのあるジャンルでなくても挑戦することに努め、これまでしたことのない表現を入れようと苦心した。
『FYA』では、荒々しいエネルギーが際立つハイパージャージーベースのサウンドを、『Like Animals』『Merry Go Round』では、サイケデリックな質感を取り入れ、これまでとは異なる毛色の音楽を試した。
レコーディングのときも、力を抜いて淡白に聞こえるように調整するなど、細かな変化も取り入れた。100%満足していると言うのは難しいが、変化し、前に進み続けているという点では、十分満足している。
アメリカ・ロサンゼルスでのソングライティングセッションの裏側は?
SUGA:皆で一緒に暮らしながら曲制作をした。毎日一緒にご飯を食べて、たくさん話をした。そして、それぞれの方法で余暇も楽しんだ。特に毎晩、新人のときの話をたくさんした。久々に一緒に集まって過ごしたので、当時の記憶がたくさん蘇った。
J-HOPE:制作がはかどる日もあったが、行き詰まる日には宿に戻って、互いを励まし、コンディションを整えた。メンバーたちと生活しながら、アルバムを作る過程そのものが新しく感じられた。
JIMIN:デビュー直後にメンバーと「いつか僕たちだけで作るアルバムを完成させよう」という話をしていた。今回7人が全員一緒にソングライティングセッションをしたことが、非常に意味深かった。
V:運動をした帰りにテーマを1つ聞いたが、その瞬間急にアイデアが浮かび、すぐに歌ってみた。現場での反応が良く、全体的なメロディを皆が気に入ってくれたので、今回のアルバムに載せることができた。その曲が、最後の『Into the Sun』だ。
JUNG KOOK:作った曲が100曲を超えていたので、メンバーが集まってデモを一気に聴く過程が特に印象深かった。各自で作った曲もあり、初めて聴く曲も少なくなかったので、その過程が楽しく、記憶に残っている。ただただ楽しく、幸せだった。
「BTS 2.0」は各メンバーにとって、どんな意味を持つか?
RM:たくさん悩んだが、たった1つの言葉で定義するのは難しい。ただ、「バランス」に近いと考える。再び7人が集まったということが半分を占め、残りの半分は、どこかに向かって、変化しなければならないということだ。難しいけれど、その分幸せで、楽しい。
JIN:もう少し大人になる必要があると思う。考え方もより真面目になり、すべての面でより成長しなければならない。活動ももっと一生懸命やりたい。
SUGA:「新たな始まり」。
J-HOPE:アーティストとして、もう一段階成長するという意味だと解釈している。ありのままを表現しながら、音楽的な自由さと成熟した姿を見せることが「2.0」の始まりだと思う。
JIMIN:特別な、大それた意味をつけるよりは、表現の方法が少し変わることはあっても、最後にはいつものように、コツコツと精進し、成長するために努力していくという気持ちが大きい。
V:成長を含んだ物語だと考える。時間が経つにつれて、自然に始まる新しさもあるが、BTSがステージに立ちながら、これまでの経験と成長を見せるきっかけであるとも思う。
JUNG KOOK: 言葉通り「新しいもの」。何であれ、新しい方向を意味する。僕もやはり新たな気持ちでスタートしたい。
昔と変わっていないことを1つ挙げるとしたら?
RM:メンバーと一緒にいるとき、自分自身が最も好きな姿が表れる。子供の頃の純粋さや童心のようなものだ。我々は「一緒にいるときが本当に楽しい」という話をよくする。こんな家族のような友達に出会うのは、簡単なことではない。
JIN:変わったというより、さらに良くなった点を挙げるとすれば、メンバー同士の仲がより深まった。一緒にいるとき、自然に笑ってふざけ合う雰囲気はそのままだ。最近も美味しいお店があれば、一緒にご飯を食べに行ったりする。
SUGA / V:ステージに対する情熱と、ステージを愛する姿は変わらない。
JIMIN:これからも新たな挑戦をする度に困難は訪れるだろう。だから、何が正しいのか悩み続け、選択していかなければならない。それでも、『SWIM』のように止まらず、泳ぎ続けていくという態度だけは変わらないだろう。
J-HOPE / JUNG KOOK:ARMYの皆さんに対する気持ちは変わらない。いつも感謝しているし、愛している。
ARMYに言いたいことは?
一同:長い間待ってくださったARMYの皆さんに心から感謝している。僕たちもすごく会いたかったし、再び7人が一緒にいられるということが、何よりも大切だ。音楽とステージ、続くワールドツアーやそのほかのさまざまな活動でお会いしましょう。
気楽に楽しんでほしい。一緒に楽しむ準備はできましたか?アルバム以外にも、一緒に楽しめるステージをたくさん用意したので、一緒に楽しみましょう。本当に愛しています。
なお、BTSは新アルバムのリリースとともに、さまざまな活動に始める。3月20日14時、グループのWeverseでカムバック記念の完全体ライブ「STUDIO NOTES | ARIRANG」を行う。
続けて、3月21日20時、光化門(クァンファムン)広場一帯で「BTS THE COMEBACK LIVE|ARIRANG」を開催する予定だ。



