ミラノ・コルティナ冬季五輪で、中国ショートトラックが“オリンピック史上最悪”ともいえる結果に沈んだ。
中国国内では現在、韓国出身のイム・ヒョジュン(中国名リン・シャオジュン)ら帰化選手中心の育成システムに対する批判が噴出している。
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中国はミラノ五輪のショートトラック種目で金メダルを1つも獲得できず、男子1000メートルで孫龍が銀メダルを獲得したのみにとどまった。
これについて、ある中国メディアは「北京で始まった“人材オールイン”の賭けが、ミラノで幻滅に終わった」と評した。韓国代表出身のイム・ヒョジュンや、ハンガリー出身のシャオリン・リュウ・サンドル、シャオアン・リュウ兄弟といった“即戦力”を次々と帰化させた一方で、中国生え抜きの若手育成がおろそかになったという指摘だ。
イム・ヒョジュンは今大会で計5種目に出場したが、男子1000メートル、1500メートル、500メートルはいずれも準決勝進出を逃した。
大会後の中国メディアのインタビューでイム・ヒョジュンは「8年間、本当に苦しく、疲れ果て、何度も諦めたくなったが、ショートトラックは人生のすべてだった」と心境を語った。

これに対し中国メディア『NetEase』は、「メダルも歓声もなく、繰り返された言葉は『申し訳ない』だけだった」とし、「韓国から帰化した特別な経歴ゆえに期待は大きかったが、メダルにすら近づけなかった」と厳しく評した。
さらに同メディアは、今回の結果を韓国の責任に転嫁するかのような論調まで展開した。
『NetEase』は「韓国がリン・シャオジュン(イム・ヒョジュン)を陥れ、出場停止にしたうえ、特例申請まで拒否した。これは韓国の狡猾な策略だ」と主張した。国際オリンピック委員会(IOC)の規定では、オリンピックで別の国を代表するためには、以前の国籍で出場してから3年が経過する必要があるが、同メディアは「当時、中国スケート協会は韓国がリン・シャオジュンに特例を認めることを望んでいたが、韓国側がこれを断固拒否した」と、根拠に乏しい主張を展開している。
イム・ヒョジュンは韓国代表として、2018年の平昌五輪で男子1500メートル金メダル、500メートル銅メダルを獲得して注目を浴びた。しかし翌年に不祥事を起こして1年間の資格停止処分を受け、2020年6月に中国への帰化を決断した。
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