約200億ウォン(約20億円)規模の脱税疑惑が浮上した、ボーイズグループASTROのメンバーで俳優としても活動するチャウヌが、騒動から4日後に立場を発表した。
一方で、そのタイミングを疑問視する声も出ている。
【写真】ASTRO・ムンンビンさん、最後のSNS投稿チャウヌは1月26日、自身のSNSを通じて「最近、私に関するさまざまな出来事により、多くの方々にご心配と失望をおかけした点、頭を下げて心よりお詫び申し上げます」と発表した。
続けて「今回の件をきっかけに、大韓民国の国民として納税の義務に向き合う自分の姿勢が、十分に厳格だったのか自ら振り返り、深く反省します」と綴った。
脱税疑惑を逃れるために入隊したのではないかとの見方についても釈明したチャウヌは、「今後進められる租税関連の手続きに誠実に臨む。また、関係機関から下される最終判断に従い、その結果を謙虚に受け止め、それに伴う責任を果たす」と述べ、「今後は自分自身をより厳しく省み、これまで受けてきた愛に応える気持ちで、より重い責任感を持って生きていく」と付け加えた。

亡くなったメンバーの誕生日に
一部から問題視されているのは、その“発表のタイミング”だった。
というのは、1月26日は、2023年4月に突然この世を去った同じASTROのメンバー、ムンビンさんの誕生日だったからだ。
実際に同日、ムンビンさんの妹であるガールズグループBilllieのムン・スアは、幼少期の兄と一緒に写ったツーショット写真をSNSに投稿し、「誕生日おめでとう、たった一人の兄さん」と静かに祝った。

ムンビンさんとの突然の別れから、まだ歳月も経っておらず、遺族やファンの傷は癒えていない。そのような大切な日に、チャウヌは謝罪の立場を発表するかたちとなった。
ムンビンさんの死後も、チャウヌは故人の誕生日を大切にしてきた。
チャウヌはムンビンさんが亡くなってから初めて迎えた誕生日、2024年1月26日にはSNSに「夢に出てきてくれてありがとう!誕生日おめでとう、ビナビナ」という文章とともに短い映像を投稿した。
そこには、ムンビンさんの生前の姿が収められた映像とともに、歌手SLANDERの『love is gone(ft. Dylan Matthew)』を自らカバーし、添えられていた。
また、2025年1月26日には、SNSを通じて歌手シン・スンフンの『After a Long Time』のカバー映像を公開。透き通るような歌声で歌い終えたチャウヌは、カメラに向かって「誕生日おめでとう」と言い、手を振った。
そして「最近、やけに君が恋しい。一緒に一杯やりながら話したいことがたくさんあるのに、寄りかかれる君がいない。去年ほど頻繁に会いに行けなくてごめん。君を思うほど、ぐっとこらえて仕事をしてきた」と話しかけ、「友よ。ただ会いたい。愛してる。ハッピー・ムンビン・デー」とムンビンさんへの心境を語った。
そんな大切な日に、自身の疑惑に対する謝罪文の発表が重なったため、「チャウヌらしくない」という反応も出ている。

なお、1月22日、チャウヌが昨年、ソウル地方国税庁調査4局から脱税の疑いで強度の税務調査を受け、所得税など200億ウォンを超える税金追徴を通知されたと報じられた。
それによると、チャウヌは所属事務所ファンタジオと、母親が設立した一人企画会社が芸能活動支援の業務委託契約を結ぶ形で活動していた。収益はファンタジオ、一人企画会社、チャウヌ個人に分散されていたとされる。
しかし国税庁は、この一人企画会社について、実質的な業務を提供していない、いわゆる「ペーパーカンパニー」に近いと判断した。チャウヌと母親が、最高45%に達する個人所得税を減らすために法人を設立し、個人所得を分散させることで、所得税率より約20%ポイント低い法人税率の適用を受けたという疑惑だ。
亡くなった親友の誕生日に謝罪文を発表する苦肉の策を取ったものの、チャウヌに対する世論の目はしばらく厳しいままとなりそうだ。
◇チャウヌ プロフィール
1997年3月30日生まれ。韓国・京畿道出身。本名はイ・ドンミン。2014年に韓国で公開された映画『世界で一番いとしい君へ』で俳優デビューした。2016年に6人組ボーイズグループASTROのメンバーとして歌手デビュー。「顔天才」と呼ばれ、人気を博す。俳優としてドラマ『私のIDはカンナム美人』『新米史官ク・ヘリョン』『女神降臨』『ワンダフルワールド』などに出演している。
■「ごめん、友よ」突然この世を去ったムンビンさんへ…ASTROチャウヌの手紙から伝わる真の友情



