俳優のヨム・ドンホンさんがこの世を去ってから、早くも3年が経った。
ヨム・ドンホンさんは2022年12月2日、肝硬変の闘病中に合併症で亡くなった。享年54歳。
当時、所属事務所は「肝硬変の診断を受けてからはそれほど経っていない」とし、「演技を愛し、情熱的だった故人の姿を記憶する。謹んで故人の冥福を祈ってほしい」と述べた。
1968年10月18日生まれで、東国大学・日本語日本文学科を専攻したヨム・ドンホンさんは、1994年に演劇の舞台に立ち、演技生活を始めた。
以降、ドラマ『ベートーベン・ウィルス ~愛と情熱のシンフォニー~』『シティーホール』『ドクター・チャンプ』『大丈夫、パパの娘だから』『ミス・アジュンマ』『光と影』『キング ~Two Hearts』『結婚の女神』、映画『母なる証明』『哀しき獣』『8番目の男』など、各種ドラマや映画にも出演し、幅広い分野で演技力を発揮した。

ヨム・ドンホンさんの遺作は、2023年11月に公開された映画『ソウルの春』だ。この作品で彼は、“ハナ会”所属の将軍ペ・ソンハク中将役を演じ、存在感を示した。撮影をすべて終えたものの、完成作品を見ることなく目を閉じた。
『ソウルの春』は観客動員数1300万人を超える大ヒットとなったが、ヨム・ドンホンさんはこの作品の公開と興行成功を共にすることができず、いっそう大きな無念を残した。
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