NHK『未解決事件』、殺人事件被害者の家族や友人をスタジオに招く特別編 | RBB TODAY
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NHK『未解決事件』、殺人事件被害者の家族や友人をスタジオに招く特別編

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「別府ひき逃げ殺人事件」八田與一容疑者(C)NHK
  • 「別府ひき逃げ殺人事件」八田與一容疑者(C)NHK
  • 「熊谷ひき逃げ事件」被害者・孝徳君(C)NHK
  • 「別府ひき逃げ殺人事件」で車に衝突されたときに割れた弘樹さんのバイク・エンブレム(C)NHK
  • 「別府ひき逃げ殺人事件」の現場(C)NHK
  • 「別府ひき逃げ殺人事件」被害者・弘樹さんがスタジオで語る様子_電子透かしあり(C)NHK
  • 「名古屋市西区主婦殺害事件」当時のまま残されたアパートの部屋(C)NHK
  • 「名古屋市西区主婦殺害事件」被害者の夫・高羽さんがスタジオで語る様子(C)NHK
  • 「名古屋市西区主婦殺害事件」被害者高羽さん家族写真(C)NHK

 11月1日に放送する『未解決事件 File.04 逃亡犯へ~遺族からの言葉~』(NHK総合)の内容が公開された。同番組は通常のドキュメンタリー形式とは異なり、未解決の殺人事件における被害者の家族や友人をスタジオに招き、遺された人々の思いにフォーカスした内容となる。

 ゲストには、葬祭業に従事した経験を持ち多くの遺族の思いに触れてきた壇蜜、ジャーナリストの江川紹子、元警察庁長官の金髙雅仁氏が出演する。

「熊谷ひき逃げ事件」被害者・孝徳君(C)NHK
「別府ひき逃げ殺人事件」で車に衝突されたときに割れた弘樹さんのバイク・エンブレム(C)NHK

 同番組では、1999年に名古屋市西区で起きた主婦殺害事件の遺族である高羽悟さんと、2022年の「別府ひき逃げ殺人事件」で亡くなった大学生の友人・弘樹(仮名)さんを取材。スタジオで率直な心境を語ってもらった。

「別府ひき逃げ殺人事件」の現場(C)NHK

 高羽さんは「どんな顔をしているのかわからない犯人に、いつまでも枕を高くして熟睡できないようにしないといけないと思う。どういう理由で自分の家族が殺されたかを知りたい。間違えていてもいい、情報があったら、誰か通報しているだろうと思わずに一報いただければと思う」と語った。

「熊谷ひき逃げ事件」被害者・孝徳君(C)NHK

 弘樹さんは事故で割れたバイクのエンブレムを持ちながら「亡くなった彼のことを思い出したり、その時のことを振り返りながら、自分だけは絶対に忘れてはいけない。彼のことも忘れたくない。彼の人生の分も僕が背負っていくつもりで二人三脚で自分の人生を生きたいと思う」と述べた。

 高羽さんは26年間、事件が発生した部屋を借り続け、血痕を当時のまま保管し、風化を防ぐ活動を続けてきた。一方、弘樹は「自分しか話せないことがある」と前に立ち、亡き友のために声を上げる決意をした。

 また、VTRに出演する2009年に起きた「熊谷ひき逃げ事件」で当時小学校4年生の息子を亡くした母・小関代里子さんは、10万台以上の車輌情報を記録し続け、警察に情報提供を行ってきた。「犯人にも大切な家族がいるなら、真実を話し自首してほしい」と訴える。

「名古屋市西区主婦殺害事件」当時のまま残されたアパートの部屋(C)NHK

 同番組では、放送時に表示するQRコードで視聴者からの情報提供を受け付ける。時効の壁、記憶の風化、捜査の限界と向き合いながら、犯人に言葉を投げかけ続ける遺族や被害者たち。彼らの声に焦点を当て、事件の背景や捜査の課題、そして情報提供の意味を掘り下げる。

壇蜜(C)NHK

 壇蜜は「未解決を放送する理由は、忘れて欲しくない、風化させたくないという色んな人の思いが入っています。もちろん被害に遭われた方々の思いは一番強いと思います。忘れられるというのは解決しないということです。見ている人ひとりひとりが忘れないということが、解決のチャンスを逃さない一番の方法だと思っています。番組をご覧になって頂いてこういうことがあった、忘れてはいけないということを再認識するような時間であってほしいと思います」とコメントした。

ジャーナリスト・江川紹子(C)NHK

 江川紹子は「未解決事件は許されない。でもそれが起きることを前提に、どうすればいいのかということを考えないといけないのではないかと思います。事件ゼロを目指すけれども、起きてしまう未解決事件をどうするか。どう向き合っていくのか。『ひとごとじゃないよ』という認識を持つことが大事かもしれないですね」と述べた。




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