チェン、ベクヒョン、シウミンの3人で構成されるEXOのユニット「CBX」が、古巣であるSMエンターテインメントとの訴訟でいずれも敗訴したと報じられた。
10月28日付の現地紙『法律新聞』によると、CBXはSMエンターテインメントを相手取り、精算資料の未提供や不当契約などを理由に複数の訴訟を起こしていたが、いずれも棄却または無嫌疑の判断が下され、SM側の勝訴が確定した。
CBXはソウル東部地裁に対し、EXOの13年間の活動に関するすべての精算資料を提出するようSMに求めていた。しかし裁判所は、新たに締結された専属契約以降の資料のみ提出を命じ、「精算金の存在や範囲を特定していない探索的な申請に過ぎない」として、残りの請求を棄却した。
また、会計帳簿の閲覧および複写に関する仮処分申請も退けられた。裁判所はその理由について「文書提出命令の目的を達成するための便法として申請が利用されたり、SMエンターテインメントに心理的圧力を加える目的で訴訟を維持していると判断される」と説明している。

CBX側はその後、抗告および再抗告も行ったが、高等裁判所と大法院(最高裁判所)のいずれもが棄却し、最終的にSMの主張を全面的に認めた。
さらに、文化体育観光部と公正取引委員会に対して行われた申告も、いずれも「無嫌疑」で終結。文化体育観光部は、SMがCBX側に定期的に精算資料を公開しており、専属契約法および大衆文化産業法の違反には当たらないと判断。公正取引委員会も、CBX側が主張した「SMとの不公正契約」や「カカオエンターテインメントによる音源流通手数料の不当支援」などを認めなかった。
一方、CBX側はこの件に関して公式な立場を明らかにしていない。
そのような中、EXOは年末に2年半ぶりとなる新アルバムのリリースとファンミーティングの開催を発表したが、CBXの3人を除く6人で活動を行う予定だ。
(記事提供=OSEN)



