美人ゴルファーのユ・ヒョンジュ(31)らを擁する韓国のゴルフチームが快進撃を続けている。今季の韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーですでに3人もの初優勝者を輩出しているのだ。
10月16日から19日にかけて開催された韓国女子ツアーの「サンサンイン・ハンギョン・ワウネット・オープン2025」では、斗山(トゥサン)建設We'veゴルフチームに所属するイ・ユルリン(22)が自身初優勝を果たした。
これで斗山建設はチームとして今季4勝目を挙げ、チーム順位で2位タイをキープ。設立3年目にして、早くも韓国女子ツアーの“最強名門チーム”に仲間入りしつつある。
イ・ユルリンは「サンサンイン・ハンギョン・ワウネット・オープン2025」で通算12アンダーとし、パク・ジヨン(29)との延長戦に突入。5ホールに及ぶ激闘の末、81大会目の出場で悲願の優勝を成し遂げた。試合後には「長い間抱いた夢が現実になった。この喜びをどう表現すれば良いかわからない」と涙を流した。

今季の韓国女子ツアーでは、パク・ヘジュン(22)が「ロッテオープン」、キム・ミンソル(19)が「BCカード・ハンギョン・レディースカップ」と「東部建設・韓国土地信託チャンピオンシップ」、そしてイ・ユルリンが「サンサンイン・ハンギョン・ワウネット・オープン2025」と、斗山建設所属の3選手が計4回トロフィーを掲げた。特筆すべきは、3人とも初優勝という点だ。
アマチュア時代に国家代表に選ばれた経験もあるイ・ユルリンは、以前からポテンシャルの高さを評価されてきた選手だ。プロ転向後は大半の大会で予選落ちに終わる苦しい日々が続いたものの、斗山建設はその可能性を見抜いて今年パク・ヘジュンとともに彼女を迎え入れた。「斗山建設のユニホームを着た瞬間、その選手は変わる」という言葉が現実のものとなった。
斗山建設We'veゴルフチームは2023年に誕生。イム・ヒジョン(25)、パク・キョル(29)、ユ・ヒョンジュ、ユ・ヒョジュ(28)などの実力者をはじめ、当時アマチュアだったキム・ミンソルを迎えてスタートした。現在はそこにパク・ヘジュンとイ・ユルリンが加わり、7人編成のチームに拡大している。

選手たちは口を揃えて、「家族のような雰囲気が最高のプレーを生む」と語る。イ・ユルリンが「前半戦の不調で苦しんでいたとき、オ・セウク団長が“焦らなくていい”と声をかけてくださり、大きな支えになった」と話せば、パク・ヘジュンは「斗山建設の信頼と応援が初優勝につながった」とコメント。キム・ミンソルも「斗山建設は本当に家族のようなチーム」と笑顔を見せる。
オ・セウク団長は「3人の初優勝は、選手の努力とチームのシステムが生み出した成果だ。今後も才能ある選手たちが最高の瞬間を迎えられるよう、支援を惜しまない」と手厚いサポートを約束した。
チーム誕生3年目にしてツアー4勝、3人の初優勝者を輩出した斗山建設We'veゴルフチーム。斗山建設はもはや単なるスポンサー企業にとどまらず、「選手育成のメッカ」として韓国女子ツアー内で強い存在感を放っている。

「家族のようなチームワーク」と「科学的な支援システム」を両輪に、斗山建設は韓国女子ゴルフ界における新たな名門チームとして躍進を続けている。



