K-POPの“第3世代”を代表する2大グループ、BTSとEXOが本格的なカムバックに動き出した。
2010年代のK-POPブームを世界へ押し上げた象徴的存在である両グループの復帰は、単なる活動再開以上の意味を持ち、「K-POP再跳躍の始まり」として大きな注目を集めている。
EXOは10月27日、所属事務所SMエンターテインメントを通じてグループ活動の再始動を宣言した。
まずは12月13~14日に仁川(インチョン)・インスパイアアリーナでファンミーティング「EXO'verse」を開催し、来年初頭には8thフルアルバムのリリースを予定している。2023年7月に発表された7thフルアルバム『EXIST』以来、約2年半ぶりとなる新アルバムだ。
EXOは“末っ子”のセフンが9月に兵役を終え、メンバー全員が兵役義務を履行済みとなった。しかし今回の活動にはチェン、ベクヒョン、シウミンの3人は不参加となる見通しだ。彼らは所属契約および精算問題をめぐり、SMエンターテインメントと法的対立を続けているためだ。

一方で、注目を集めているのは中国人メンバーのレイの合流だろう。中国活動を中心にソロ活動を続けてきたが、久しぶりにEXOの公式活動に参加し、今回は“6人体制”での再始動となる。
K-POP市場は世代交代が急速に進むことで知られるが、EXOはいまだ「確固たるブランド力を持つ」との評価が多い。メンバー全員がそろった完全体カムバックとならないのは残念だが、その歩みに大きな注目が集まっている。

奇しくも同日、BTSのカムバックに関する報道が飛び出した。
アメリカの経済メディア『ブルームバーグ』は関係者の話として、「BTSが2025年3月末に新アルバムをリリースし、65公演規模のワールドツアーを計画している」と報道。また、ツアーのうち約30公演以上を北米で開催する可能性が高いとも伝えた。
BTSは今年6月にメンバーのSUGAが社会服務要員としての代替服務を終え、メンバー全員が兵役義務を完了。完全体での活動が可能な状態となっている。

新アルバムやワールドツアーに関する報道を受け、所属事務所BIGHIT MUSICは「BTSの新アルバムおよびワールドツアーの日程や規模についてはまだ確定していない」と慎重な姿勢を示したが、「2026年春のカムバック」は公式に発表しており、具体的なスケジュールが出る日もそう遠くないだろう。
EXOとBTSの復帰は、Stray KidsやIVE、RIIZE、ILLITなど第4・第5世代のグループが台頭する現在のK-POP市場において、新たな局面をもたらすと期待される。両グループはいずれも「世界観」「音楽性」「グローバルファンダム」というK-POP三大要素を築き上げた代表者であり、彼らのカムバックは世界的関心を集めることは間違いない。
2026年、K-POPは再びEXOとBTSを中心に大きな波を迎えることになりそうだ。
(文=スポーツソウル日本版編集部)
■【画像】ムキムキの肉体美 BTS・VやJUNG KOOKらの“ガチ筋トレ”姿



