BOYNEXTDOORが、止まることのない“成長”を見せつけた。
BOYNEXTDOORは10月20日14時、ソウル・KBSアリーナで5thミニアルバム『The Action』の発売記念メディアショーケースを開催した。
この日、メンバーたちはダメージ加工やレイヤードが際立つHIPな衣装で登場。新たな音楽の披露を今か今かと待ちわびていたかのように、自信に満ち溢れた表情で舞台に立った。
まず初めに口を開いたTAESANは、「新しい音楽で皆さんにたくさんお会いできて、今年は本当にありがたいことが多かった。良い形で締めくくれるよう最善を尽くしたい」と挨拶。SUNGHOも「2025年だけで韓国ではこれが3回目の新曲リリースになる。僕たちの新しい音楽をどう感じてもらえるのか楽しみ。たくさん愛してもらえたら嬉しい」と笑顔を見せる。


5thミニアルバム『The Action』は、“成長”への強い意志を詰め込んだ作品だ。成長には挑戦が必要であり、行動を起こしてこそ次のステージに進める。BOYNEXTDOORは“躊躇せず前に踏み出す”というメッセージを掲げ、等身大のエネルギーを新作に込めたという。
実際、報道陣に披露されたタイトル曲『Hollywood Action』のステージでは、彼らの“進化”が視覚的にも伝わってきた。
『Hollywood Action』はハリウッドスターのような自信を表現した楽曲で、スウィングリズムの軽快なビートとブラスサウンドで聴く者の心を揺さぶる。過去に『But I Like You』『But Sometimes』などの制作に参加したJAEHYUN、TAESAN、WOONHAKは同曲でも携わり、今回はLEEHANも合流。グループ全体としての音楽的成長を証明している。
ステージが始まると、映画の幕が上がるかのようにライトが点灯。6人は堂々とした姿を見せながら、自信と遊び心を両立させたパフォーマンスで魅了した。これまでの自由で少年らしいイメージを保ちながらも、ダンスの精度や構成には一段階上の“成熟”が漂っていた。
特に、全員の動きがシンクロするキレのあるダンスは圧巻。以前のライブでは個性を生かしたフリースタイルな動きが目立ったBOYNEXTDOORだが、今回はフォーメーションやステップの精密さが際立ち、グループとしての完成度が格段に上がっていた。楽曲全体の完成度の高さを惜しみなく発揮している。

かと思えば、RIWOOのソロパートに入ると雰囲気が一変し、ステージ全体の空気が引き締まる。RIWOOもやはりソロパートの振付を自ら手掛けたというだけに、BOYNEXTDOORの“自己プロデュースグループ”としての側面を感じさせた。
ショーケースでは、報道陣に披露した『Hollywood Action』についてメンバーたちがそれぞれの思いを明かす一幕もあった。
「この曲は、自分のやりたいことに挑戦できずにいたり、迷っている人にぜひ聴いてほしい」とWOONHAK。「勇気を持って行動に移す力を与えられたらうれしい。僕自身もそうだった。だからこそ、自信を取り戻してほしい」と語り、「正直、音楽番組で1位も取りたいし、さまざまな場面で“1位”になりたい」と意欲を見せた。
JAEHYUNも「このコンセプトはBOYNEXTDOORにぴったりだと思った。これまでの曲の中でサビが一番いいという声も多かった」と感想を明かした。
『Hollywood Action』のステージは、まるで一本の映画を観るかのように起承転結のある音楽と構成、何より一人ひとりの自信に満ちたパフォーマンスが印象的だった。
自由奔放さと成熟、エネルギーと繊細さ。そのすべてを兼ね備えた彼らの姿は、グループの新たな“成長”の瞬間を確かに刻みつけた。

なお、BOYNEXTDOORの5thミニアルバム『The Action』は、10月20日18時にリリースされた。
◇BOYNEXTDOORとは?
2023年5月30日にHYBE傘下のKOZエンターテインメントからデビューした6人組ボーイズグループ。Block Bのリーダーを務めたラッパー兼プロデューサー・ZICOが手がける。グループ名には「隣の少年たち」という意味が込められており、「親しみやすく、自然体の魅力で人々の心に寄り添う」というコンセプトを掲げている。2024年7月10日には日本1stシングル『AND,』をリリースし、日本デビューを果たした。