俳優キム・ジフンが、東方神起としてデビューしていたかもしれない過去を明かした。
10月8日に韓国で放送されたMBCのバラエティ番組『ラジオスター』では、秋夕(チュソク、韓国の名節)特集としてチャン・ジン、キム・ジフン、キム・ギョンラン、チェ・イェナが出演。キム・ジフンはアイドルとしてデビューしかけた過去を語った。
番組内でMCのキム・グクジンが「キム・ジフンさん、実は東方神起になるところだったって本当?」と尋ねると、キム・ジフンは「もともとSMエンターテインメントの練習生でした。僕が練習していたころに、ちょうど東方神起とSUPER JUNIORがデビューしたんです。SHINHWAとSUPER JUNIOR、東方神起の間あたりにいた感じでした」と明かした。

続けて「僕はもともと歌手になりたくてオーディションを受けて入りました。でも入ってから気づいたんです。“才能ある人がこんなに多いのか”と。口を開くとまるでCDみたいな歌声が出てくる人ばかりで、“ああ、こういう人が歌手になるんだな。自分は歌手には向いていない”と思いました。ちょうどそのころ、会社も同じことを考えていたようで(笑)」と回想した。
その後、キム・ジフンは「ちょうどそのタイミングで会社が初めて俳優マネジメントを始めることになって、“君がうちの初めての俳優をやってみないか”と言われたんです。僕も“それがいいと思います”と答えて、合意のうえで演技を習い始めました。イ・ヨニさんやソ・ヒョンジンさんたちと一緒にスタートしました」と当時を振り返った。
それでもキム・ジフンは、歌手になる夢を完全には捨てていないという。彼は「僕は歌うことが本当に好きで、番組でも何度か話しているので多くの方が知っていると思います。夢は大きく持てと言われますが、僕の目標は“ポスト・パク・ヒョシン”です」と語った。

さらに「僕は20年くらいの修行期間を設けています。1年1年、カメのように少しずつ進んでいます。レッスンも受けて、時間があるときに練習しています」と話すと、ユ・セユンは「かなり上達した。人気ユーチューバーのボーカル講座動画にも出演していた」と明かした。番組では、キム・ジフンの歌唱力の“ビフォー・アフター映像”も公開された。
キム・ジフンは「ユーチューブを見て、本当に良い先生だと思ったら必ず直接習いに行く」と語り、音楽への情熱を見せた。これにMCのキム・グラが「音源を出すつもりは? 最近は簡単にリリースできるよ」と尋ねると、彼は「出そうと思えば出せるけれど、機械の力を借りたくない。自分ですら聞きたくないような音楽は作りたくない」と強い信念を示した。
最後にMCたちから「一節だけ歌ってほしい」とリクエストされると、「今は準備ができていません。次に『ラジオスター』に出るときは、ステージで一曲披露します」と約束した。
(記事提供=OSEN)
◇キム・ジフン プロフィール
1981年5月日生まれ。韓国・ソウル出身。元々はSMエンターテインメントで練習生生活を送っており、4人組のグループとしてデビューする予定だったが、白紙に。その時、歌手としての才能がないと判断し、2002年にドラマ『Loving You』を通じて俳優としてデビューした。主に、弁護士やお金持ちなどの良い家柄の役を多く演じてきたが、2020年のドラマ『悪の花』で悪役を演じてからは悪役に多く挑戦し、2023年のドラマ『もうすぐ死にます』で演じた連続殺人鬼役が絶賛され、人気を集めた。また、2017年、バラエティ番組『CRIME SCENE3』に出演した際には、チャ・ウヌと共演しており、「チャ・ウヌの中年バージョン」と話題になった。
■【写真】キム・ジフン、ジャケットから丸見えの“バキバキ腹筋”