韓国プロスポーツの現場で15年間活動を続けた人気チアガール、キム・ハンナが引退することがわかった。
キム・ハンナの夫で応援団長のキム・ジョンソクは10月4日、自身のインスタグラムを更新。
「ハンナ、今日グラウンド上で最後のステージを終えました。どこにいてもいつも一番輝いていて、ステージ上に美しく立っていたあなたの姿が心に長く残っています」と書き出した長文を投稿し、妻がチアガールを引退することを明らかにした。
「これまで数多くの試合やステージで、笑顔の裏に隠された涙もあったでしょうし、痛みをこらえて耐えた日も多かったと思います。それでも、いつも明るい笑顔でチームを応援し、ファンに幸せを届けてくれたあなたの姿を見て誇らしく思い、たくさんのことを学びました。そして、その姿をそばで一緒にできたことが、私には大きな幸運でした」

そう綴ったキム・ジョンソクは、「“チアガール”キム・ハンナの最後のステージは終わりましたが、私にとっては永遠に“最高のチアガール”です。あなたがどれほど努力し、どれほど一生懸命、そして情熱的に生きてきたのか、誰よりもよく知っています」とキム・ハンナに最大限の慰労を送る。
そして、「思い切り泣いてもいいのです。15年という時間を立派に生きてきたあなたなのだから…。常にチームとファンに対して誠実に尽くしてきたからこそ…その大切な瞬間を美しく締めくくったあなたを、とても誇りに思います」と言葉を重ねた。
最後に「何より、その大切な仕事や思い出を終えるタイミングで私と結婚する決心をしてくれて、一緒に歩もうと手を取ってくれたことに本当に感謝します。これからは私があなたの頼もしい応援団長になって、隣でともに歩んでいきます。これまで本当にお疲れ様でした。そして…愛しています、ハンナ」とメッセージを届けた。
すると、この投稿にキム・ハンナ本人がコメント。「ひん…電車内で泣かせるなんて。ありがとう、愛してる。私の頼もしくて永遠の味方」と感謝の思いを伝えていた。
国際大会で来日経験も
キム・ハンナは1989年4月4日生まれの36歳。2011年よりチアガールとしての活動を始め、これまで韓国プロ野球KBOリーグのキウム・ヒーローズ、KIAタイガース、男子プロバスケKBLの正官庄レッドブースターズ、女子プロバスケWKBLの富川(プチョン)ハナ銀行、プロバレーVリーグ男子部の水原KEPCOビクストーム、Vリーグ女子部の現代建設ヒルステートなどでチアを務めた。
2019年11月のWBSCプレミア12や2023年3月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では、野球韓国代表の応援団の一員として来日。東京ドームでパフォーマンスを披露して注目を集めたこともある。
そして、今年6月にキム・ジョンソクとの結婚を発表。9月13日に結婚式を挙げた。
キム・ジョンソクは1993年6月14日生まれの32歳。2018年より各スポーツチームで応援団長を務めており、これまで韓国プロ野球のLGツインズ、KBLの原州(ウォンジュ)DBプロミ、高陽(コヤン)デイワンジャンパーズ、男子プロサッカーKリーグの大田(テジョン)ハナシチズン、Vリーグ男子部のソウル・ウリィカード・ウリィWONなどで歴任。現在はKリーグの水原(スウォン)FC、KBLの水原KTソニックブーム、女子プロバスケWKBLの華川(ファチョン)KSPOで応援団長を務めている。
韓国プロスポーツ界屈指の人気チアガールの一人として、15年間応援の現場で活躍を続けたキム・ハンナ。彼女の引退を知らせたキム・ジョンソクの投稿には、多くのファンから労いのコメントが寄せられていた。
(記事提供=OSEN)