李在明(イ・ジェミョン)大統領や歌手G-DRAGON、IVE・ウォニョンらが力を合わせ、慶州(キョンジュ)アジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議を広報した。
韓国外交部のAPEC首脳会議準備企画団は10月2日、公式SNSチャンネルを通じて「世界が慶州へ向かう」というタイトルの特別広報映像を公開した。
演出は、広告・映画制作会社「イルカ誘拐団」のシン・ウソク監督が務めた。
今回のAPEC公式広報大使であるG-DRAGONが主演を務めたほか、映画『仕方がない』(原題)のパク・チャヌク監督、元サッカー韓国代表のパク・チソン、ガールズグループIVEのウォニョン、シェフのアン・ソンジェ、DJペギー・グーなど、韓国を代表する各分野の人物がカメオ出演した。
映像の内容は、独特でユーモアあふれるシン監督ならではの演出が光っている。

韓国料理店にパイロット姿のG-DRAGONが現れ、APEC加盟国のパイロットたちと出会う場面から始まる。G-DRAGONが着席し、「Welcome to APEC」と口にした瞬間、韓服を美しく着た店員のウォニョンが「ここ2025番、車をどかしてください。2025!」と叫ぶ。
するとG-DRAGONが外に出て飛行機を移動させるのだが、その場に李在明大統領が登場し、航空機誘導員の役を演じる。李大統領の飄々とした演技力も今回の映像の見どころの一つだ。
外交部は「混乱を克服し、秩序正しく国際社会に復帰した大韓民国を比喩的に表現した場面だ」と説明した。
李在明大統領は自身のSNSに撮影当時の写真を投稿し、「これから真の駐車管理男」とコメント。さらにシン監督に向かって「監督、これで合っていますか?」と尋ね、監督が「実はよくわかりません」と答え、笑いを誘った。

今回のAPEC特別広報映像は、制作陣・出演陣全員がノーギャランティーで臨んだ作品であり、その熱意も注目を集めている。
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