10月12日から放送開始される妻夫木聡主演のドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS系)の第1話に、競馬界のレジェンドで現役騎手の武豊が本人役で出演する。
同作は、山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞を受賞した早見和真の小説「ザ・ロイヤルファミリー」が原作。競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる壮大なストーリーだ。
武は今年6月に宝塚記念を制し、連続重賞勝利記録を39年に更新。昨年には東京競馬場にてJRA4500勝を達成し、JRA騎手としては2人目となる黄綬褒章を受章した。現在もJRA通算4607勝と記録を更新し続けている稀代のジョッキーだ。
撮影を終えた武は「ドラマ出演のオファーが来たときはちょっと驚きましたが、自分役ということでしたので出演させていただきました。競馬関係者の方々が同じ方向の目標に向かっているというところをぜひ見ていただけたらと思っています」とコメントした。

さらに現役騎手の丸田恭介、菅原隆一、今村聖奈も第1話に出演する。
丸田は2007年デビューで現在19年目の現役騎手。2022年に高松宮記念を制し、デビューから16年目にして悲願のG1初勝利を挙げた。撮影後に丸田は「私たちジョッキーは馬に助けられて仕事をしているので、このドラマを1人でも多くの方に見ていただき、楽しんでいただけたらなと思います」と語った。
菅原は幼少時に子役として数多くのドラマ・映画に出演し、TBSドラマの出演経験もある。元騎手である父の影響を受け役者から騎手に転身した。騎手歴16年目でJRAでは初めての子役出身の騎手だ。撮影後に菅原は「ドラマの題材として競馬のことを取り上げていただける事がとても幸せだと思っていますので、ぜひ皆さん観てください」と話した。
今村は騎手デビューした2022年にJRA51勝という成績を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手賞を受賞。今年、中央・地方通算100勝を達成した騎手歴4年目の若手騎手だ。撮影後、今村は「初めてのドラマ出演でしたが、本当に一つ一つ丁寧に隅々まで皆さんが協力して撮影をされているんだなと思いました。素晴らしい作品ができることを非常に楽しみにしています」と語った。