日本の女優、中山美穂さんが突然この世を去ってから9カ月が過ぎたが、遺産相続問題がいまだに解決していない。
【写真】共演した韓国俳優、中山美穂さんを追悼息子の相続放棄に加え、実母との確執までもが表面化している。
最近、日本のメディアは、2024年12月に亡くなった中山美穂さんの追悼会をめぐり、妹の中山忍と所属事務所ビッグアップルの間で「香典トラブル」が発生していると報じた。
報道によれば、所属事務所側は関係者やファンから集まった香典をどの遺族に渡すべきか判断できず、8月1日の時点でも遺族に渡せていない状態だという。
また、事務所代表はメディアを通じて「(妹の)忍から追悼会開催に関する感謝の言葉すらなかった」と不満を吐露。一方、忍は「行事に自分の意見がまったく反映されなかった」と反発しているそうだ。
先立って『女性セブン』は、中山美穂さんの遺産相続問題について知人の証言を引用し、「パリ在住の息子が相続権を放棄した」と報道した。妹の忍もこれを認めている。

中山美穂さんは2000年に元夫で小説家の辻仁成と結婚し、2004年に長男を出産したが、2014年に離婚。息子は父とともにフランスに残り、母とは疎遠な関係が続いていた。
そのため中山美穂さんの遺産は、法定相続人である実母が受け取る可能性が高い。ただし、生前の中山美穂さんは、実母と深刻な対立を抱えたまま亡くなったという。
報道によれば、1988年に実母が設立した個人会社に収入管理を任せ、1995年には東京・三鷹に一戸建てを建てて夢を実現するなど強い結びつきがあった。しかし2002年に中山美穂さんがパリに移住した頃から、関係が揺らぎ始めた。

母は再婚後、秋田でイタリアンレストランを開いたが経営は順調ではなく、中山美穂さんは個人会社の残高が大きく減っていることを知り、不信感が芽生えた。最終的に中山美穂さんは資産管理を母に任せないと決心して距離を置き、2012年には個人会社を閉鎖。妹の忍も母と長年連絡を絶っていたことが伝えられている。
こうして中山美穂さんが母と疎遠になるなかで、姉妹の絆はさらに深まった。忍は美穂さんの死後、各種手続きを担ってきたという。
中山美穂さんは、歌手兼女優として愛された。1980年代から1990年代にかけてキャリアの絶頂を迎え、岩井俊二監督の映画『Love Letter』で国際的な評価を受け、韓国ファンからも人気を集めた。
その後も映画『東京日和』『サヨナライツカ』など数多くの作品に出演し、2018年には俳優キム・ジェウクと映画『蝶の眠り』で共演して話題を呼んだ。歌手としても1700万枚を超えるアルバム売上を記録した。

精力的に活動を続けていた中山美穂さんは、2024年12月6日に突然この世を去った。享年54歳。報道によれば、東京・渋谷の自宅で浴槽に倒れているところを発見され、死因は入浴中の不慮の事故と判明し、大きな衝撃を与えた。
(記事提供=OSEN)
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