活動休止に追い込まれたNewJeansと所属事務所ADORが専属契約をめぐる紛争について2回目の調停に臨んだが、合意には至らなかった。
9月11日、ソウル中央地裁・民事合議41部は、ADORがNewJeansのメンバー5人を相手に提起した専属契約の有効確認訴訟に関する2回目の調停期日を開いた。
この日、1回目の調停期日には出席したミンジとダニエルをはじめ、NewJeansメンバーは誰も出席しなかった。双方の弁護人のみが出席し、手続きは非公開で行われた。
調停はおよそ18分間行われたが、合意には至らず、事件は裁判所の判決で決着がつけられることになった。判決の言い渡しは10月30日に予定されている。
NewJeansは現在、活動を中断している。ソウル中央地裁は今年3月、ADORがNewJeansのメンバー5人を相手取って申し立てた仮処分を認め、NewJeansの単独活動を阻止した。メンバーたちは即座に反発し、異議申し立てを行ったが、裁判所はこれを棄却。控訴も認められなかった。

さらに間接強制により、NewJeansメンバーがADORなしで単独の芸能活動を行った場合、違反行為1回ごとに各自10億ウォン(約1億円)をADORに支払わなければならない。NewJeansとして単独活動を行った場合、総額50億ウォン(約5億円)をADORに支払うことになる。
◇NewJeans プロフィール
2022年7月22日にミュージックビデオを公開し、「NewJeans」として電撃デビューした5人組ガールズグループ。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートインした。
■【写真】デビュー直前で…NewJeansになり損ねた日本人