死亡説まで流れた女優イ・ウィジョンが、闘病後の後遺症と近況を語った。
イ・ウィジョンは9月10日に放送されたMBN番組『命を守る人たち 名サス』(原題)に出演し、「4年半の間、30分も眠れなかった。シチュエーションコメディ『男3人女3人』(1996~1999)を降板したのも、ただ眠りたかったからだ」と当時の苦しさを振り返った。
彼女は「19年前、顔を洗っていたら手が横に流れるように動いた。頭が割れるような頭痛もあり、医師に大病院へ行くよう勧められた。その後の記憶はない。それが最初の警告で、そこから15年間にわたって闘病生活を送った」と明かした。
最もつらかった瞬間は、自身の「死亡説」を目にした時だったという。

「『イ・ウィジョン、ついに死亡』という記事を自分で見た。父に電話し『私、死んだの?』と聞いたら、驚いて電話を切られてしまった」と当時の衝撃を語った。さらに「脳腫瘍は5年後に後遺症が出ると言われるが、どう現れるかは予測できない。私は股関節壊死で現れたからまだ良かった。肝臓や胃が壊死していたら生きられなかったはずだ。こう話していると胸が痛む」と涙をにじませた。
1975年12月8日生まれ、現在49歳のイ・ウィジョンは2006年に脳腫瘍と診断され、15年の闘病を経て完治判定を受けている。
しかし最近出演した番組では「胆のうは機能しなくなり切除した。喉もステロイド剤を多く投与した影響で筋肉が伸び、気道を塞ぐ恐れがあると言われ、扁桃腺手術の際に一緒に摘出した」と告白し、視聴者を驚かせた。
さらに、9歳年下の恋人チャン・スホ氏の存在を公表。6年間交際中であることを明かした。結婚を先送りしている理由については「子どものことが心に引っかかっている。妊娠すれば体重が20㎏増え、股関節が耐えられない。病院からも妊娠は控えた方がいいと言われた。病気を子どもに遺したくないし、その苦しみを背負わせたくない」と涙を流した。