食品衛生法違反や原産地表示の虚偽など、さまざまな問題で放送活動を中断していたペク・ジョンウォンが復帰する。
Netflixの人気バラエティ『白と黒のスプーン~料理階級戦争~』のシーズン2が12月に配信されるのだが、ペク・ジョンウォンも出演するという。
Netflix側は、放送活動の中断を宣言したペク・ジョンウォンの出演について、「判断は視聴者に委ねる」との立場を示した。
9月2日、Netflixはソウルで今年下半期に公開される新バラエティ番組を紹介する「Netflixバラエティフェスティバル2025」を開催した。
その場でユ・ギファンNetflixノンフィクション部門ディレクターが、すでに撮影を終えた『白と黒のスプーン~料理階級戦争~』シーズン2における、ペク・ジョンウォン出演分の編集可否について、「100人のシェフ、300人余りのスタッフと連携した番組なので、予定通り公開し、判断は視聴者に委ねるのがよいと考えた」とし、「作品に参加した人々がどのような影響を受けるのかを考慮して(公開の可否を)決めた」と説明した。

ペク・ジョンウォンが代表を務める外食企業「THE BORN KOREA(ザ・ボーン・コリア)」は、今年初めから原産地虚偽表示や農地法違反、衛生問題などで批判を受けてきた。
世論が悪化すると、ペク・ジョンウォンは5月に「現在撮影中の番組を除いて、すべての放送活動を中断する」と発表した。
BTSメンバーとの親交など、韓国を代表する人気タレントでもあったペク・ジョンウォンの復帰に、大きな注目が集まっている。
◇ペク・ジョンウォン プロフィール
1966年9月4日生まれ。韓国の大手外食企業THE BORN KOREA(ザ・ボーン・コリア)の代表取締役を務める外食経営専門家。“韓国料理の巨匠”とされており、タレント活動にも積極的。延世大学社会福祉学科を卒業し、砲兵将校として兵役を務めた。その後、1993年にソウル江南(カンナム)で「元祖サムパプチプ」をオープンして外食産業に参入。チェーン店所有数が韓国最多を記録する企業に発展させた。日本でも「本家」(ボンガ)、「セマウル食堂」「香港飯店0410」「ハンシンポチャ」といった人気店がチェーン展開されている。