昨夏まで男子バレー日本代表を率いたフィリップ・ブラン監督が再び日本を訪れる。
韓国Vリーグ王者の現代キャピタル・スカイウォーカーズが、来る10月7日から12日にかけて名古屋で合宿を実施する。
ブラン監督が指揮を執る現代キャピタルは合宿期間中、日本SVリーグの名門チーム・ウルフドッグス名古屋と合同練習および親善試合を実施する予定だ。
親善試合は2試合行われ、1戦目は10月9日、2戦目は同11日に豊田合成記念体育館エントリオで開催される。

現代キャピタルの関係者は「今回の合宿はオフシーズン中、代表招集のため一緒に活動できなかったホ・スボン、パク・ギョンミン、シン・ホジンが世界選手権終了後に合流できる時期に合わせて日程を調整した。全選手がそろって連携を合わせ、新シーズンに向けて実戦感覚を高め、最終的なコンディションを整える計画だ」と説明した。
また、「今後、日本の名門チームであるウルフドッグス名古屋と戦略的パートナーシップを結び、定期的な親善試合を恒例化するだけでなく、選手育成からチーム運営のノウハウに至るまで、さまざまなバレーボール交流を進めていく予定だ」と付け加えた。

現代キャピタルは韓国中部の忠清南道天安市(チュンチョンナムド・チョナンシ)を拠点に活動するチームで、2024年パリ五輪限りで男子バレー日本代表指揮官から退いたブラン監督が昨年8月より率いている。
2024-2025シーズンはリーグ開幕前のKOVOカップで優勝すると、Vリーグでは一時16連勝を記録する独走ぶりでレギュラーラウンドを1位フィニッシュ。チャンピオン決定戦では前年度王者の大韓航空ジャンボスを下し、“国内三冠”と達成した。
特に、レギュラーラウンド、チャンピオン決定戦をともに制する“統合優勝”は、チームとして19年ぶりの快挙。初年度からチームを王者に導いたブラン監督は、シーズン終了後のVリーグ・アウォーズ(年間表彰)で監督賞を受賞している。