NewJeansと所属事務所ADORが専属契約をめぐって争っているなか、裁判所の調停手続きに従い、メンバーのミンジとダニエルが直接出廷した。
一度では合意に至らなかった両者は、9月に再び調停手続きを行う。
8月14日14時、ソウル中央地裁・民事合議41部(チョン・フェイル部長判事)の審理で、ADORがNewJeansを相手取って提起した専属契約有効確認訴訟の調停期日が開かれた。
前回の公判で裁判部は「実際に権限を持つ人たちが出廷すべきだ」と述べ、メンバーの出席を要請していた。この日の調停期日にはミンジとダニエルが出廷し、調停は非公開で行われた。

これまでNewJeans側は「ADORとの信頼関係が完全に破綻した」として裁判部からの合意要請を拒否してきたが、最近の公判では合意・調停に応じる意向を示していた。ただし、メンバーたちは合意条件として「ミン・ヒジン前代表に対する監査が行われる前のADORに戻してほしい」と要求した。
非公開で行われたため、両者がどのような結果を導き出したのかは不明だ。両者は約1時間20分にわたって面会し、調停手続きを進めたが、メンバーたちは特にコメントを出さずに裁判所を後にした。
この調停期日は9月11日に再び行われることになった。つまり、8月14日の時点では両者が合意に至らなかったということだ。
9月の調停でも合意に至らなければ、10月30日に裁判部が判決を言い渡す見通しだ。

NewJeansは現在、活動を中断している。ソウル中央地裁は今年3月、ADORがNewJeansのメンバー5人を相手取って申し立てた仮処分を認め、NewJeansの単独活動を阻止した。メンバーたちは即座に反発し、異議申し立てを行ったが、裁判所はこれを棄却。控訴も認められなかった。
さらに、間接強制により、NewJeansメンバーがADORなしで単独の芸能活動を行った場合、違反行為1回ごとに各自10億ウォン(約1億円)をADORに支払わなければならない。NewJeansとして単独活動を行った場合、総額50億ウォン(約5億円)をADORに支払うことになる。
(記事提供=OSEN)
◇NewJeans プロフィール
2022年7月22日にミュージックビデオを公開し、「NewJeans」として電撃デビューした5人組ガールズグループ。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートインした。
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