女優ク・ヘソンと俳優アン・ジェヒョン。
離婚から5年が経った今も、2人の名前は依然として「離婚」というキーワードとともに取り沙汰されている。
ク・ヘソンは8月8日、自身のSNSに「離婚から5年も経ったことを、常にニュースの見出しに固定して刻印するのは、正しい報道倫理ではないと思う」と投稿。続けて元夫アン・ジェヒョンに向けて「同じ業界で活動している当事者を推測できるような持続的かつ間接的な言及は卑怯な行為だ」と直撃した。

この投稿が公開されると、アン・ジェヒョンは瞬く間にオンライン上の話題の中心となった。一部のネットユーザーからは「何もしていないのに髪の毛をつかまれたようなものだ」と同情する声も上がった。
近ごろはウェブバラエティはもちろん、さまざまな番組で活躍しているアン・ジェヒョン。彼は最近放送されたKBS 2TVのバラエティ番組『行く情、来る情 イ・ミンジョン』(原題)で「最近、一人でいるのが寂しい」と語り、パネルたちと日常的な会話を交わした。
当時、相手についての直接的な言及はなく、むしろ「お見合いプロジェクト」の提案に笑顔で反応するごく普通の場面だったが、ク・ヘソンの投稿後、この放送の一部が「問題のシーン」として再び注目されることになった。
もちろん、ク・ヘソンの立場は単なる元夫への批判にとどまらない。今回の投稿では、メディアが「離婚」というキーワードを繰り返し引き合いに出して露出させる慣行を強く批判している。
実際、一部では「ク・ヘソンもアン・ジェヒョンも、望まない形で5年間も過去を消費され続けている被害者だ」という意見も出ている。

2人は2015年のドラマ『ディア・ブラッド~私の守護天使』で縁を結び、2016年に結婚。2017年には夫婦バラエティ『新婚日記』(原題)で大衆の人気を集めた。
しかし2019年8月、ク・ヘソンがSNSで「倦怠期で心変わりした夫が離婚を望んでいる」と投稿したことで、不仲が表面化した。その過程で、メッセージの公開や相互の暴露、別居中のオフィステル侵入騒動などドロ沼の応酬が続き、結婚生活は4年で幕を閉じた。
今回の件について、ネットユーザーの反応は分かれている。「もうやめにしよう」「お互いの道を行けばいい」という疲れ混じりの声から、「各メディアが刺激的な見出しで2人を直接・間接的に呼び戻し続けることが問題だ」という意見までさまざまだ。
離婚から5年が経った今も、2人は依然として「離婚」というレッテルを完全には剥がせていない。今回の騒動の火種がどちらにあったとしても、ク・ヘソンとアン・ジェヒョンは、望まぬ形で過去を呼び起こされ続けている被害者なのかもしれない。
(記事提供=OSEN)
◇ク・ヘソン プロフィール
1984年11月9日生まれ。2002年のCM出演を機に芸能界デビュー。その後、本格的に女優としての活動をはじめ、数々の作品を通じて愛くるしい魅力を披露した。特に、2009年に放送された『花より男子~Boys Over Flowers』(KBS)は日本でも大きな反響を呼んだ。その一方で、映画監督や画家、シンガーソングライターとしても活動。才能の尽きない女優として多方面に活躍している。俳優アン・ジェヒョンと2016年5月に結婚したが、2020年7月に離婚が成立した。
◇アン・ジェヒョン プロフィール
1987年7月1日生まれ。もともとはモデルとして人気を集めており、2011年にバラエティ番組への出演をきっかけに世間に知られるように。2013年に放送されたドラマ『星から来たあなた』で俳優としての活動を開始した。2015年に女優ク・ヘソンと『ディア・ブラッド~私の守護天使』で共演し、これがきっかけとなり2016年5月に結婚。しかし2019年9月に離婚訴訟を起こし、2020年7月に離婚した。