6月12日のMBS『住人十色』では、「森につながるリビング!インテリアが映える葉山の家」が放送される。

今回舞台となるのは、神奈川県三浦郡葉山町。住人(アルジ)は、美容室を営む夫妻と2人の子どもの4人家族。3年半前、小高い山の傾斜地に家を建てた。広い芝生の庭がついた、まるで美術館のようなおしゃれな家のメインスペースは、広さ18帖、天井高約4.7メートルのリビングダイニング。
庭の緑を望む大きな窓をフルオープンすると、テラスとリビングがひとつながりになり、そのまま庭に出ることもできる。

今の美容院がある鎌倉の近くで家を建てることになった夫妻は、自然があって、趣味のサーフィンもできる葉山で土地を探すことに。そして、2軒の古家が建つ山の傾斜地を発見するが、敷地内に約1メートルもの段差があることが判明。しかもフラットな更地にするには300万円もかかってしまうという。
そこで逆に段差を生かして、高い方を庭に、低い方を家にして、双方をテラスでつなげた。室内は玄関から1メートル上げたところにメインスペースを設置。さらにリビングとテラスの床材をモルタルで統一することで、森とつながるリビングが実現できたのだった。

拭き掃除も簡単にできて便利なモルタル。だが、床をモルタルにした一番の理由は、夫が趣味でコツコツと集めていた家具や照明、アートの数々を引き立てるためでもあったといい、リビングにはそんなインテリアがセンス良く置かれている。
一方、カラフルなキッチンはすべて妻の希望を叶えたもの。最近はリビングと一緒になったアイランド型キッチンが主流の中、あえて独立型に。リビングから見えない場所に設置することで、常にきれいにしておかないと、というプレッシャーから解放されたという。

この家に住んでみて、夫は「緑も見えるのが大満足。あとはリビング。みんなが集まれる空間がすごい良かったなって思いますね」と語る。インテリアだけではなく、家族の笑顔が一番映える家になったようだ。