俳優イ・ジョンソクが帰ってきた。
イ・ジョンソクはtvNの新しい週末ドラマ『瑞草洞<ソチョドン>』を通じて3年ぶりにテレビドラマに出演する。今回は法廷が舞台だ。彼は同作で毎日“法曹タウン”を歩き回るアソシエイト弁護士に変身する予定だ。
7月1日、イ・ジョンソクはソウル・新道林(シンドリム)洞のザ・リンクソウルで開催されたtvNの新しい週末ドラマ『瑞草洞<ソチョドン>』の制作発表会に参加した。
彼は、「好きなジャンルでもあるし、先に(出演した作品もそのような作品が多く)死に物狂い(で生きる人々の)物語が好きみたいだ」と話し始めた。
続けて、「自分がこれまでやってこなかったドラマがどのようなものなのか考えたとき、気楽に見られる日常の物語だった。今回は一緒に共演者と馴染みながら仕事ができるドラマを選んだのだと思う」と作品を選んだ理由を伝えた。
また、ドラマ『W-君と僕の世界-』以来、パク・スンウ監督と再度タッグを組んだことについて、「あのときとは違って老けたので、気を遣って撮ってくれと話した」と笑いを誘った。

イ・ジョンソクは『瑞草洞<ソチョドン>』で法務法人ギョンミン所属のアソシエイト弁護士アン・ジュヒョン役を演じた。
転職がよくあるアソシエイト弁護士の世界で、1度も異動することなく1つの法人に9年間出勤中のアン・ジュヒョンは、長い間築き上げてきた経歴は伊達ではなく、知らないことがないアソシエイト弁護士たちの“公式エース”だ。
イ・ジョンソクは、「前作の『ビッグマウス』では弁護士だが、刑務所にいる時間が長く、仕事に励んでいる面を見せることができなかった」と話した。
加えて、「今回弁護士を演じながら、そのなかでも9年目なので惰性で仕事をし、ビルのなかでわからないことがあれば自分に聞けというようにこなれた先輩らしさが必要だったので、法廷では早口で話し、プロらしく振舞い、どうすれば本物の(弁護士の)ように見えるか悩んだ」と振り返った。
そして彼は、「共演者と現場のスタッフ全員がプロなので、わからないときは聞きながら答えを探して成立した撮影だったのではないかと思う」と明らかにした。
イ・ジョンソクは「普通の法廷ドラマが巨大な悪を退治し、正義を具現するための物語であるとしたら、我々はただ生きるための問題について語るドラマだ」として期待を高めた。
なお、『瑞草洞<ソチョドン>』は来る7月5日21時20分に韓国で初放送される。日本でも同日U-NEXTで独占配信が開始される予定だ。
◇イ・ジョンソク プロフィール
1989年9月14日生まれ。2010年に『検事プリンセス』でデビュー。以降、『君の声が聞こえる』『ピノキオ』『W君と僕の世界』『あなたが眠っている間に』『死の賛美』(SBS)、『ロマンスは別冊付録』(tvN)などに主演。特に『ロマンスは別冊付録』では甘い魅力の編集長役で世界のファンを魅了した。2022年のドラマ『ビッグマウス』で演技大賞を受賞。