ロサンゼルス・ドジャースの韓国人野手キム・ヘソンが“ミニ日韓戦”で「判定勝ち」を収めた。サンディエゴ・パドレスの松井祐樹相手にタイムリーを放ち、チームも勝利した。
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キム・ヘソンは6月10日(日本時間)、敵地ペトコ・パークで行われたパドレス戦に「9番・中堅手」で先発出場し、3打数1安打1打点の活躍でチームの8-7の勝利に貢献した。
この日で3試合連続の先発出場となったキム・ヘソンは、3試合連続のヒットを記録した。
何より、そのヒットの相手は日本人投手の松井裕樹。痛烈なタイムリーツーベースで、“日韓自尊心対決”でも笑顔を見せた。これでキム・ヘソンのシーズン打率は「0.410」、OPS(出塁率+長打率)は「1.028」となっている。
2回の1打席目は遊飛、3回の2打席目は空振り三振に倒れたキム・ヘソンだが、5-6の1点ビハインドで迎えた5回の3打席目に勝負強さを見せた。二死二塁のチャンスで松井が松井が投じた143kmのスライダーを捉え、一塁手の横を抜けるタイムリーツーベース。スコアを6-6の同点とする一打で場内を沸かせた。

その後、8回の攻撃でキケ・ヘルナンデスと交代したキム・ヘソンは、1安打1打点で同日の試合を終えた。
試合は延長戦にもつれ込み、ドジャースが競り勝った。延長10回表、二塁走者のマックス・マンシーをアンディ・パヘスがレフトオーバーのタイムリーツーベースで返し、勝ち越しに成功。その後、トミー・エドマンもタイムリーを放ち、リードを2点に広げた。同回裏には1点を失ったものの、最終的に8-7で逃げ切った。
ドジャース先発のダスティン・メイは5回を投げて6被安打4四球1奪三振6失点と苦戦したが、打線の援護により敗戦投手は免れた。
◇キム・ヘソン プロフィール
1999年1月27日生まれ。韓国・京畿道出身。身長178cm。韓国のプロ野球選手。ロサンゼルス・ドジャース所属。高校卒業後の2017年にネクセン・ヒーローズ(現キウム・ヒーローズ)でプロデビューし、2021~2024年の4年連続でゴールデングラブ賞(2021年は遊撃手部門、2022~2024年は二塁手部門)を受賞。2025年1月3日、ドジャースと3年総額1250万ドルで契約した。韓国代表では2021年東京五輪、2023年WBC、2023年杭州アジア大会、2023年アジアプロ野球チャンピオンシップなどに出場。登場曲は自身の名前「ヘソン」にちなんで、アニメ『BLEACH』のエンディング曲で知られる歌手ユンナの人気曲『ほうき星』韓国語版の『ヘソン(彗星)』。