女優パク・ボヨンが単独ファンミーティングを盛況のうちに終えた。
6月7日にソウル・広津(クァンジン)区のYES24ライブホールで開催された今回のファンミーティングは、パク・ボヨンが企画全体に携わり、より特別な意味を持つイベントとなった。ファンとの特別な時間を作るために、最初から最後まで心を込めて準備されたこのイベントは、彼女にとってもファンにとっても忘れられない瞬間となった。

“ボヨン書店”というコンセプトで構成されたファンミーティングは、作家に変身したパク・ボヨンの物語が詰まった空間が演出され、全2回公演で約2000人のファンと特別な時間を共有した。司会者を置かずに進行された今回のイベントでは、パク・ボヨン自らがステージをリードし、より近い距離でファンと交流した。また、彼女が広告モデルを務める化粧品やミネラルウォーターなどを入場プレゼントとして準備し、ファンへの心遣いを感じさせた。
冒頭の挨拶で彼女は「待っていてくださったファンの皆さんに恩返しがしたくて、この場を用意しました」と語り、「“ボヨン書店”はパク・ボヨンを好きな人だけが見つけられる秘密の空間です」と明かし、ファンへの惜しみない愛情を伝えた。
特に、彼女の初の自伝の一部をファンと一緒に完成させていく「空欄埋め」コーナーは大きな反響を呼んだ。幼い頃の思い出やファンに伝えたかった話などの率直で温かいエピソードが続き、「いつでもどこでもファンのことが思い浮かびます」という言葉には、多くのファンが目を潤ませた。

「BBOmark」コーナーではパク・ボヨンが蛍光ペンでマークしておいた台本を一緒に見ながら、出演作の舞台裏や当時の心情を語った。『ああ、私の幽霊さま』『今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー~』『コンクリート・ユートピア』など、代表作の名シーンを振り返りながら、女優としての葛藤や成長の過程をリアルに語った。また、現在放送中のtvNドラマ『未知のソウル』(原題)については、自身にとって「挑戦であり成長のきっかけだった」と語り、大きな拍手を浴びた。
その後のステージでは、パク・ボヨンが自ら選んだ楽曲『something between us』を緊張した面持ちで歌い、さらに作詞に参加したファンソング『the moment i see you』のMVが初上映された。ファンソングの音源とMVは6月8日に公開され、ファンミーティングの感動をさらに広げる予定だ。
続いて「あなたの話がボヨンに」コーナーでは、パク・ボヨンがラジオDJに扮し、ファンから寄せられた悩みやエピソードを直接読んで共感する時間を作った。彼女はお便りを送ってくれたファンに心のこもった励ましと応援の言葉を送り、会場全体が感動に包まれた。
また「ポストセラー」コーナーでは、ファンが選んだコンセプトに沿って、遊園地のキャスト、パティシエ、天才医師、天才アイドルなど様々なキャラクターに変身して会場に笑いを届けた。最後には、ファンとの思い出を込めた『Time of Our Life』と、ファンソング『the moment i see you』を披露し、「いつもお互いの心強い味方でいてくれることを、改めて実感しました。そんな存在になってくれて、本当にありがとうございます。この時間を忘れず、これからも素敵な姿で恩返ししていきます」と温かい挨拶を伝えた。
今回のファンミーティングは、パク・ボヨンとファンが一緒に紡いだ一冊の自伝のような時間だった。心のこもったトークと多彩なステージを通して、ファンとの絆を改めて確認し、忘れられない感動とともに、心に刻まれる特別な時間となった。感動的で特別なひとときとなった。
なお、パク・ボヨンは現在、tvNドラマ『未知のソウル』(原題)に出演中だ。
(記事提供=OSEN)
◇パク・ボヨン プロフィール
1990年2月12日生まれ。2006年にドラマ『秘密の校庭』に出演して女優デビューし、その後2008年に主演を務めた映画『過速スキャンダル』が韓国で830万人を動員する大ヒットとなり、「国民の妹」の愛称でブレイクした。その後も映画『私のオオカミ少年』、ドラマ『ああ、私の幽霊さま』『力の強い女ト・ボンスン』と代表作を更新。抜群の演技力はもちろん、デビュー当時から現在まで続く可愛らしいビジュアルで人気を集めている。