壇蜜の新著『新・壇蜜日記3 ありがたい日々』(文藝春秋)が、電子オリジナル書籍として6月6日に発売された。

壇蜜の日記シリーズはこれまで「壇蜜日記」1~4、「壇蜜ダイアリー」1~2、電子オリジナルとなった「新・壇蜜日記」1~2が発売されており、今回が9作目。これまでは基本的に1年ごとに編んできたが、今回は2022年から2024年までの3年ぶんを収録した豪華版となり、あとがきは夫で漫画家の清野とおるが執筆している。

壇蜜が清野と結婚したのは2019年11月のこと。『新・壇蜜日記3』は、“通い婚”3年目の2022年1月から始まる。収まりそうで収まらないコロナ禍の中、ペットの猫、蛇、キンカジューたちと暮らし、マイペースで仕事をこなしていく日々のなか、心身の不調が壇蜜を襲う。その時の心境については、「入院の話が濃厚になってきた。先生は家族も呼んで話がしたいという。このまま自由に生きていてはうっかり死ぬ可能性があるのかと、ちょっと怖くはなった」と記されている。

入院中も、壇蜜は丁寧に日記を綴り続ける。退院してもそれは変わらず、不器用なまでにおのれに実直な女性の姿が浮かび上がる。
夫の清野は、「あとがき」で妻のことを「なんというか。せっかくの『壇蜜』なんだし、その魅力と特性を最大限活かして超イージーモードなセレブリティライフを謳歌する道もあったはずだ。しかし壇蜜さんはそうしない。ときに生きにくそうにしながらも、自分と自分を取り巻く世界に向き合う日々を重ねる。それが壇蜜という生き方なのです」と評している。
また同書の発売を記念して、主要電子書店でフェアを実施。6月12日まで特別価格950円で販売し、文藝春秋から発売されている既刊も6月19日まで30%オフで提供される。