若くして結婚と離婚を経験し、現在はシングルマザーとして奮闘する女優ハン・グル(33)が、華やかな芸能生活の裏に隠された苦悩を明かした。
6月1日に放送された『食客ホ・ヨンマンの白飯紀行』(原題)には、ゲストとしてハン・グルが登場。ホ・ヨンマンと共に全羅北道・扶安(プアン)を訪れ、地元の食を楽しむ様子が描かれた。
番組内で明るく笑顔を見せながら会話を楽しんでいたハン・グルだったが、その姿の奥には、若くして歩んだ波瀾万丈の人生がにじんでいた。

作曲家で歌手のチュ・ヨンフンとボランティア活動を通じて知り合い、才能を見出されて芸能界入りを果たしたハン・グルは、「狎鴎亭(アックジョン)のユイ」と呼ばれ、注目を集めた。だが、23歳の若さで突然の結婚を発表し、芸能活動を中断。結婚相手は9歳年上の一般男性だった。
その後、24歳で双子を出産し母となったハン・グルだが、2022年には離婚を経験。現在は、子育てと女優業を両立するシングルマザーとして、多くの共感と応援を集めている。
2011年芸能界デビュー→2015年11月結婚→2017年3月出産→2022年9月離婚
番組では、ハン・グルが育児のリアルを率直に語る場面もあった。「正直に言うと、子どものことを思い出す余裕すらない」と冗談めかしつつも、「小学校に入学するまでは一度も子どもたちと離れて寝たことがなかった。お風呂に入れて、ご飯を作って、すべて自分でやってきた」と、これまでの奮闘を振り返った。
また、「一番うれしかった瞬間は、保育園の入園が決まったという通知を受け取ったとき。あのときは思わず泣いてしまった」と、母としての本音もこぼした。
双子の育児に励みながらも、女優として、また一家の大黒柱として子どもたちと離れる現実に直面する姿は、多くの視聴者の胸を打った。

人生の大きな転機を経て再びカメラの前に立ったハン・グルは、双子の兄妹をたくましく育てながら、女優としての第2章を切り拓いている。
最近放送を終えたドラマ『シンデレラ・ゲーム』(原題)では、過酷な環境に立ち向かう役どころを演じたハン・グル。「次は裕福な家庭の役をやってみたい」と語るその姿からは、前向きな希望がにじんでいた。
再び歩み始めたハン・グルの女優人生。今後の活躍に期待が高まっている。