駐車場わずか1.7台分の大きさ! あるものを活用して狭さを克服したコンパクトハウス 『住人十色』 | RBB TODAY
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駐車場わずか1.7台分の大きさ! あるものを活用して狭さを克服したコンパクトハウス 『住人十色』

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5月17日放送のMBSテレビ『住人十色』 (C)MBS
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 5月17日放送のMBSテレビ『住人十色』では、あるものを大胆に活用することで狭さを克服したコンパクトハウスが紹介される。

 舞台は愛知県名古屋市。住人(アルジ)は夫妻ともに建築家の3人家族で、2年前に妻がメインとなって新居を建てた。細長い形の家は間口2.3メートル、奥行き10メートルで、建物の面積は7.8坪。駐車場わずか1.7台分の大きさだ。

H形鋼で狭さを克服した7.8坪のコンパクトハウス (C)MBS

 コンパクトな玄関を入った1階は、ひとつながりになった明るいリビングダイニングキッチン。室内は鉄骨がむき出しになっている。実はこの断面がHの形をした「H形鋼」という鉄骨が、家の狭さを克服した秘密なのだという。

H形鋼がむき出しになっているひとつながりのリビングダイニングキッチン (C)MBS

 賃貸マンションで暮らしていた夫妻は、子どもの小学校入学に合わせて名古屋市内に新居を計画。名古屋では狭小地は人気がなく、便利な場所でも売れ残って値段が下がることもあると分かり、狭小地に絞ることで相場の40%オフで土地を手に入れた。

 そして夫妻が選んだ工法が、鉄骨造。木造では柱や梁を細かく配置する必要があるが、丈夫な鉄骨にすると木造の約半分の部材で支えることができ、空間を広く使える。さらに10センチ角のH形鋼を壁で覆わずむき出しにして使用することで、視覚的にも空間を広く見せられる。しかもH形鋼にはくぼみがあるので、スイッチボックスを隠して入れたり、植物を吊るすことも可能だ。

狭小克服の秘密「H形鋼」 (C)MBS

 また、壁は有孔ボードを使用。穴にフックを取り付け、服や物をかけて収納としても使えるようにしている。狭小ながらすっきりとしたキッチンの背面にあるのは、妻がDIYした収納棚。H形鋼の厚み10センチの間にベニヤ板を渡して簡易収納を作った。奥行き10センチの棚には、2リットルのペットボトルや油、マグカップやグラスなどがぴったりと収まる。物が重ならず一列で置けるので、取り出しやすいというメリットも。

妻がDIYした収納棚があるキッチン (C)MBS

 寝室がある2階もH形鋼がむき出しで、寝室の隅に設けたファミリークローゼットではH形鋼にハンガーラックを取り付けて服を収納している。

壁は有孔ボードを使用し、収納としても活用 (C)MBS

 クローゼットで気になるのが、縦に伸びる大きなダクト。実は家にはエアコンは1台しかなく、1階のエアコンの空気をこのダクトで吸い上げて2階に届けるようになっている。エアコンはキッチンシンクの下に取り付け、床下から天井付近まで風を送ることで全館空調システムを実現している。

 H形鋼で狭小を克服した家。夫は、H形鋼の魅力を「くぼみがあるところ」だと語る。妻も「ずっと見ていると、『こういう使い方もできるかも』というのが浮かぶので、これからも工夫しながらいろいろ使えるんじゃないかなって」と言い、まだまだ活用方法を考えている。

《ハララ書房》
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