川崎フロンターレは5月4日（日本時間）、サウジアラビア・ジッダのキング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアムで行われるAFCチャンピオンズリーグエリート決勝で、サウジアラビアのアル・アハリと対戦する。
サウジ集中開催のファイナルステージで、準々決勝ではアル・サッドを延長戦の末3-2、準決勝ではクリスティアーノ・ロナウドら擁するアル・ナスルを3-2で破り、決勝進出を果たしたフロンターレ。悲願の“アジア青覇”へ最後に立ちはだかるのは、準決勝でアル・ヒラルとの同国対決を3-1で制したアル・アハリだ。
前回のアル・ナスル同様、アル・アハリにも欧州トップレベルで活躍したスター選手が多数揃っている。今回はフロンターレが警戒すべき“刺客”を「4+1」人で紹介する。
ガレーノ（27）
今年1月に新加入したブラジル人ウィンガー。これまで長くポルトガルリーグで活躍し、ポルトやポルティモネンセ、リオ・アヴェ、ブラガを渡り歩いてリーグ通算202試合43ゴール27アシストを記録。ポルトでリーグ優勝2回、カップ戦優勝3回も経験している。ファイナルステージ前最後に行われた4月23日のリーグ戦では1ゴールの活躍も。なお、ポルト時代に当時エストリル・プライア所属だったエリソンと対戦したことがある。
イヴァン・トニー（29）
2024年EUROにも出場した元イングランド代表ストライカー。イングランド4部でのデビューから着実にステップアップし、2020-2021シーズンにはブレントフォードのクラブ初プレミアリーグ昇格に貢献。2022-2023シーズンにはリーグ戦33試合20ゴール4アシストの活躍も見せた。今季サウジリーグでは25試合19ゴールで得点ランキング3位。年明け以降のリーグ戦15試合で7戦連発含む16ゴールと圧巻の存在感を放っている。
ロジェール・イバニェス（26）
ブラジル代表歴もある身長185cmのセンターバック。アル・アハリ加入以前はローマでレンタル期間含め3シーズン半で公式戦通算149試合に出場。2021-2022シーズンにはヨーロッパカンファレンスリーグ優勝、翌2022-2023シーズンにはヨーロッパリーグ準優勝も経験した。アル・アハリではファイナルステージ前のリーグ戦直近4試合で3ゴールと好調。ちなみに、フルミネンセ時代にジェジエウと対戦経験がある。
メリフ・デミラル（27）
2023年8月からアル・アハリでプレーするトルコ代表センターバック。加入以前はトルコ、ポルトガルを経てサッスオーロやユヴェントス、アタランタとイタリアのクラブを渡り歩き、ユヴェントスではセリエAやコッパ・イタリア優勝を経験。トルコ代表でもEURO2大会に出場しており、2023年9月には日本代表との親善試合で途中出場からプレーしている。
ロベルト・フィルミーノ（33）
アル・アハリのキャプテン。今季開幕からサウジリーグで17試合5ゴール3アシストを記録していたが、外国人選手枠の関係で今年2月から登録外となり、ACLEに専念してプレーしている。アル・アハリ以前はホッフェンハイムとリバプールで活躍し、前者で宇佐美貴史、後者で南野拓実とチームメイト。リバプールでは在籍8年間でプレミアリーグ、UEFAチャンピオンズリーグ、クラブW杯、カラバオカップ、FAカップなど数々のタイトルを獲得した。
昨年9月の開幕から約7カ月半にわたる戦いもあと一つ。Jリーグ勢が3シーズン連続でACL決勝進出を果たしている中、フロンターレが史上初のアジア制覇を成し遂げることができるのか。アル・アハリに関するより詳しいチーム情報は、本試合を無料配信するスポーツ動画配信サービス『DAZN』で確認できる。キックオフは日本時間の5月4日1時30分だ。
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