戸田奈津子「ハリソン・フォードはとても謙虚な役者」 | RBB TODAY
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戸田奈津子「ハリソン・フォードはとても謙虚な役者」

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戸田奈津子「ハリソン・フォードはとても謙虚な役者」
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 名作が劇場の大スクリーンで鑑賞できるイベント「午前十時の映画祭14」がグランドシネマサンシャイン 池袋にて、現在実施中。これを記念して10日、戸田奈津子のトークイベント付き『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』特別先行上映が行われた。

 同作の字幕翻訳を務め、また「午前十時の映画祭14」作品選定委員でもある戸田。これまで、トム・クルーズ、ロバート・デ・ニーロなどをはじめとする数々のハリウッドスターから指名で来日時の通訳者としても活躍してきた。

 同イベントの上映作品である『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』は、ジョージ・ルーカス原案、スティーヴン・スピルバーグ監督、ハリソン・フォード主演のアクション・アドベンチャー『インディ・ジョーンズ』シリーズの第2弾作品。同作について戸田は「(第1弾の)『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』はわたしが字幕屋として成り立つ前の作品なので先輩が担当したんで、わたしがこのシリーズを手掛けたのはこの作品からですが、まさかこのあと5作目までやるなんて夢にも思いませんでした。ここまで愛されるシリーズを担当させていただいて、冥利に尽きると思っています」としみじみ。

 また、ルーカス、スピルバーグ、ハリソンとの付き合いについて「この3人は本当に仲がよくて。3人が東京で落ち合う機会があって。わたしもその場に居合わせたんですが、“friend”よりも親しい友だちに使う“pal”という言葉の『ハロー、パル!』と言いながら3人でハグをしているのを見て。やはりあれだけの映画を撮ってきたので仲も良くなるんでしょうね。その中でも一番長くお付き合いしたのがハリソンです」とした。

 さらに、ハリソンの人柄について「無名なところからビッグになった過程を見ることができたトップはハリソンです。ただ彼はスター扱いされるのを嫌がって。自分自身ではアクターとは言わずに、ストーリーテラーだというのが彼の口癖。本当に謙虚な役者だと思いました」と明かしたほか、スティーヴン・スピルバーグについても「彼は今でこそ白髪になっているけど、彼はハートが子どもなんです」と人柄を解説。

 そして、ルーカスについても「(戸田の字幕翻訳家デビュー作となった『地獄の黙示録』に指名してくれたということもあり)コッポラ監督はわたしにとっても大恩人ですが、彼がパーティに招待してくれて、そこにルーカスが来るというので、どんな方なのかしらと思っていたのですが、なかなか来ない。そろそろ宴もたけなわというところで、コソコソと来たのがルーカス。彼はちょっとだけ話して帰ってしまいました、本当にシャイで...」とし、「付き合いが深くなると、口を開くようになり、面白いジョークを言ってくれるようになる。『スター・ウォーズ』を見ても分かるけど、アイデアは本当にすごいでしょ。そんな彼がスティーヴンと協力してつくりあげたのがこのシリーズというわけです」と紹介した。
《KT》
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