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大手回転寿司チェーン初！くら寿司、各地域で地魚が食べられる「くらの逸品」本格スタート

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　くら寿司が、地元の旬の地魚を毎週楽しめる「くらの逸品シリーズ」を4月15日より本格スタート。

　本シリーズは、全国を22のブロックに分け、各地域で水揚げされた地魚を使ったメニューを、各地域内の店舗にて、週替わりで数量限定販売していくというもの。まずは全国8ブロック18都道府県（北海道、東北、北陸、関東、関西、中国、四国、九州）の約360店舗での販売からスタートするが、2023年8月には、全国530店舗以上にて販売予定だ。

　これまで、大手回転寿司チェーンにおける地魚の提供については、魚をさばく職人が店舗にいないため、それぞれの魚種や魚体の大きさに応じて柔軟に対応できる加工場や、全国販売に必要となる十分な量の確保など、様々な課題から実現が困難な状況だった。

　しかし、くら寿司は、2010年よりスタートした「天然魚プロジェクト」の取り組みを通じ、現在、日本全国116の漁港・漁協との直接取引を推進。13年の歳月を経て、この「天然魚プロジェクト」で培ったネットワークを活用することで、「くらの逸品シリーズ」が実現させた。22のグループそれぞれで、各地域の漁業者が漁獲した地魚を、その地域を担当する加工場で加工し、地域内の各店舗で届ける「天然魚エコシステム」を構築。

　苫小牧の「天然　大切り生ほっき貝」や鳴門海峡の「天然 うず華 はまち」など、新鮮かつ希少な国産天然魚をリーズナブルな価格で提供。毎週の漁獲状況によってメニューが変わる、それぞれの地域の“旬の地魚”を楽しめる。なお、大手回転寿司チェーンにおいて、全国規模でこうした各地域の地魚を毎週提供するのは初めてだ。
《山根由佳》
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