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上白石萌音「身に余る光栄」……『読売演劇大賞』最優秀女優賞受賞

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 2022年の演劇界の成果を顕彰する『第30回読売演劇大賞』の贈賞式が24日、東京・帝国ホテルで開催された。大賞には、最優秀作品賞の『生き残った子孫たちへ 戦争六篇』(劇団チョコレートケーキ)が選ばれた。

 贈賞式では、『生き残った子孫たちへ 戦争六篇』演出の日澤雄介と脚本の古川健、最優秀男優賞に輝いた段田安則、最優秀女優賞の上白石萌音ら受賞者に賞を贈り、最後に大賞を発表した。正賞はブロンズ像「蒼穹」、副賞は大賞・最優秀作品賞が200万円、その他の最優秀賞、杉村春子賞、芸術栄誉賞、選考委員特別賞が各100万円だ。

 『生き残った子孫たちへ 戦争六篇』の演出家・の日澤雄介は「この劇団は、メンバー6人の本当に小さい劇団です。ただ、この6人が誰一人欠けても、この成果には絶対つながらなかった。うれしい反面、すごく色々なものをしょいこみました。これからも精進致します」とコメント。

 最優秀女優賞の上白石萌音はInstagram(インスタグラム)で「身に余る光栄です。各カンパニーの皆さま、お客様方、そして今日までのたくさんのご縁に心から感謝しています。ずっしりと重いブロンズ像を手に、ことの重大さを感じていました。歴史ある賞に恥じぬよう、明日のお稽古場からまた、精進を重ねて参ります」と喜び。また、最優秀男優賞の段田安則とは2021年のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で義理の親子を演じていた上白石。「カムカム以来、本当の義父のように慕っている段田安則さんとの同時受賞が、何より嬉しかったです。おとうさまおめでとうございます!」とコメントした。

■第30回 読売演劇大賞 受賞作・受賞者■

【受賞作・受賞者】
◆大賞・最優秀作品賞 『生き残った子孫たちへ 戦争六篇』(劇団チョコレートケーキ)
◆最優秀男優賞 段田安則 『セールスマンの死』(パルコ)、『女の一生』(松竹)
◆最優秀女優賞 上白石萌音 『千と千尋の神隠し』、『ダディ・ロング・レッグズ』(東宝)
◆最優秀演出家賞 五戸真理枝 『コーヒーと恋愛』(文学座)、『貴婦人の来訪』(新国立劇場)、『毛皮のヴィーナス』(世田谷パブリックシアター)
◆最優秀スタッフ賞 前田文子 『レオポルトシュタット』(新国立劇場)、『薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-』(ヴィレッヂ/劇団☆新感線)の衣装
◆杉村春子賞 大原櫻子 『ミネオラ・ツインズ』『ザ・ウェルキン』(シス・カンパニー)の演技
◆芸術栄誉賞 草苗光子 『日本のミュージカル草創期を支え、今なお現役で活躍する。長年の舞台での功績に対して』
◆選考委員特別賞 舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』(TBS/ホリプロ/ATG)

◇優秀作品賞
『阿修羅のごとく』(モチロン)
『猫、獅子になる』(劇団俳優座)
『ライカムで待っとく』(KAAT神奈川芸術劇場)

◇優秀女優賞
音無美紀子 『夏至の侍』(劇団桟敷童子)、『風を打つ』(トム・プロジェクト)
長野里美 『凍える』(パルコ)
望海風斗 『ネクスト・トゥ・ノーマル』、『ガイズ&ドールズ』(東宝)
森尾舞 『ペーター・ストックマン』、『そんなに驚くな』(名取事務所)

◇優秀演出家賞
稲葉賀恵 『加担者』(オフィスコットーネ)、『幽霊はここにいる』(パルコ)
加藤拓也 『もはやしずか』(アミューズ)、『ザ・ウェルキン』(シス・カンパニー)
木野花 『阿修羅のごとく』(モチロン)
眞鍋卓嗣『猫、獅子になる』(劇団俳優座)

◇優秀スタッフ賞
有村淳 『ガイズ&ゴールズ』(東宝)、『グレート・ギャツビー』、『蒼穹の昴』(宝塚歌劇団)の衣装
杉山至 『流れる/光環(コロナ)』(劇団あはひ)、『阿修羅のごとく』(モチロン)、『猫、獅子になる』(劇団俳優座)の美術
田鹿充 『cocoon』(マームとジプシー)の音響
長田佳代子 『生き残った子孫たちへ 戦争六篇』(劇団チョコレートケーキ)、『毛皮のヴィーナス』(世田谷パブリックシアター)、『野鴨ーVildandenー』(TBS/サンライズプロモーション東京)の美術
《松尾》
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