池上彰、生稲晃子氏の“選挙特番出演NG”に苦言「皆さんに伝えるのが責務」 | RBB TODAY
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池上彰、生稲晃子氏の“選挙特番出演NG”に苦言「皆さんに伝えるのが責務」

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 池上彰が、10日放送の選挙特番『池上彰の参院選ライブ』(テレビ東京系)で、初当選を果たした自民党・生稲晃子氏に苦言を呈した。

 「おニャン子クラブ」の元メンバーでタレントの生稲氏は、自民党の公認を受けて激戦の東京選挙区に立候補していた。この日、開票結果を待つ同氏について池上は「安倍さん(安倍晋三元首相)の事件が起きる前に『是非、この番組に出演していただきたい』とお願いしたんですが、この番組だけではなく、すべてのテレビ局のインタビューに応じてはいただけないという結果になってしまいました」と報告。

 大江麻理子アナが、「生稲さんに関して補足はありますか?」と、官邸キャップの篠原裕明記者に質問。すると篠原記者は「どうして生稲さんが中継に出ていただけないのか陣営の関係者に取材したところ、匿名を条件に答えてくれまして、陣営の方が、『生稲さんは国会議員としての 資質、勉強が圧倒的に足りないからだ』とおっしゃっていました」と明らかにした。

 これについて池上は「陣営の中でかなり正直に、冷ややかに見ている人もいるということが窺えます」と、今回の出演NGの背景は陣営の意向が強いとしながらも、「そもそも有権者に『是非、私に投票してください』と、選挙中ずっと言い続けてきたわけですよね?」とカメラ目線で訴えた。

 その上で、「もし当選が決まるのであれば、『これから、こういうことをやっていきます』ということを皆さんに伝えるということが政治家としての責務、責任ではないのかなと思う」と持論。

 そして「インタビューに対する自信がないのかもしれませんけど、それでも答える責任が、国会議員になれば出てくるのではないかと思います。そういう意味では、とても残念です」と肩を落とした。この後、生稲氏は初当選を決めている。
《杉山実》
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