村雨辰剛「なるべくアメリカ人になりきるように……」朝ドラ『カムカム』の役作り明かす | RBB TODAY
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村雨辰剛「なるべくアメリカ人になりきるように……」朝ドラ『カムカム』の役作り明かす

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 現在放送中のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』。同作で主人公・安子(上白石萌音)にとって転機となる重要な役どころの米軍将校・ロバート・ローズウッド役を演じるのは庭師の村雨辰剛。この記事では、そんな村雨へのインタビューを紹介する。

――「カムカムエヴリバディ」に出演することが決まったときの気持ちは?

 僕は演技経験自体が少なくて、決まると思っていなかったので驚きました。メディアに出させていただくときは新しい挑戦ができることが面白いと思っているので、演技させてもらえるというのがすごくうれしかったです。もし出身地のスウェーデンでもNHKが見られるなら、家族も喜ぶでしょうね。今までは「日本で何をやっているの?」と聞かれると、庭師というのは説明できても「みんなで筋肉体操」(村雨が筋肉アシスタントとして出演する同局の人気番組)はかなり説明が難しかったので(笑)。ドラマに出ましたって言うと、あ、演技なんだと伝わりやすいと思います。やっとそれが言えます。

――自身の役柄についての印象(自身との共通点・異なる点など)や、 役を演じる上で意識したことなどを教えてください。

 ロバートは明るくてしっかりしている人だなという印象です。ちょっと真面目なところが僕自身と似てるかな(笑)。僕はスウェーデンに居た頃、周りに日本語が全くない環境の中で日本語を覚えようと勉強していたので、安子さんやストーリーとの共通点も感じています。僕はスウェーデン出身で、ふだん使う英語がイギリス英語でもアメリカ英語でもどっちでもないので、なるべくアメリカ人になりきるように努力しました。アメリカ人の友だちと会話して、ちょっとその英語が移るようにとか、間違いを注意してもらったりとか、できるだけのことはしたつもりです。

――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

 撮影初日に長めのセリフがいっぱいあるようなシーンが続いたので、さすがに緊張しました。安子役の上白石萌音さんが、僕が何にも分からなくてすごく迷惑をかけている分をフォローしてくださってとても助かりました。年齢は僕よりだいぶ下ですけど、すごくしっかりしていて大人な方だなと思います。プロフェッショナルで、ものすごくすてきです。同じNHKの番組でも、「みんなで筋肉体操」とは雰囲気が全然違います。隣に武田真治さんがいないから(笑)。武田さんもしくは谷本さんがいれば、安心だし、緊張感もほぐれたんですけどね。

――視聴者にメッセージをお願いします。

 すごく国際的な新しい要素がたくさんある作品なので、ロバートと安子さんの関係性の今後をぜひみなさんに観ていただけたらなと思いますね。今から70年以上も前の日本でも、実際にこんなに国際的だったとは僕も知りませんでしたし、非常に興味深いです。ロバートや安子の生き方は、本当に当時の最先端だったでしょうね。すごく昔の話であっても、これからグローバリズムが進んでいく中でためになる話や、現代と通じ合うような話も多いかなと思います。安子さんとロバートの展開がどうなるのか、放送をぜひぜひ楽しみにしていてください。
《松尾》
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