柳楽優弥・瀧本美織らが『HOKUSAI』ヒット祈願「映画の持つ力が悪いものを跳ね返してくれたら」 | RBB TODAY
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柳楽優弥・瀧本美織らが『HOKUSAI』ヒット祈願「映画の持つ力が悪いものを跳ね返してくれたら」

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(C)2020 HOKUSAI MOVIE
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 5月28日に公開を迎える映画『HOKUSAI』の公開直前ヒット祈願報告会イベントが26日に実施。葛飾北斎の青年期を演じた柳楽優弥、北斎の老年期を演じた田中泯、柳亭種彦役の永山瑛太、喜多川歌麿役の玉木宏、北斎の妻・コト役の瀧本美織、橋本一監督が集結した。


 イベント前、北斎が86歳の時に大絵馬に描いた晩年期最大級の肉筆画「須佐之男命厄神退治之図」が奉納されている牛嶋神社へヒット祈願に行ってきた一同。柳楽は「今日お伺いした牛嶋神社や先日訪れた小布施のお寺などで北斎の作品を見させて頂いたのですが、北斎の絵には悪いものを跳ね返して断ち切る力が本当にあると思います。大変な時期ですが、この映画の持つ力が悪いものを跳ね返してくれたらいいなと思います」とコメント。田中は「86歳の時に描いたと聞いてびっくりしています。凄まじいパワーを感じました」と、北斎の絵に圧倒されたと語った。

 続いて、武家でありながら文才に溢れ、剣よりも筆を好んだ戯作者・種彦を演じた永山は同じ表現者として「種彦は、武家の人間として芸術を取り締まる立場でありながら北斎と命がけで作品を発表し続けた人間です。現場で初めて田中泯さんとご一緒させていただいて、映画での種彦と北斎さんの関係性のように、俳優や人間であるといったカテゴリー以上のものを貰いました。田中泯さんがいるだけで芸術なんだなと感じました」と、現場での田中との関係が役柄同様であることを明かし、イベント当日も田中に自家製のお味噌をもらったというエピソードも披露した。

 劇中では、阿部寛が演じた稀代の版元、今でいうプロデューサー蔦屋重三郎が「絵で世界は変えられる」と北斎に伝え、彼の人生に大きな影響を与えるが、MCより「絵、もしくは映画は世界を変えられるか?」という問いに対して、柳楽は「僕は、これまでアートや映画などで表現される様々なものを通して勇気を貰えています。そういう芸術は時代を超えて僕たちに刺激を与えてくれて、映画も映画館で多くの人に感動を与えていると思いますし、世界全体としてではなく一人一人のモチベーションを変えていくことができると感じています」とコメント。

 玉木が演じた歌麿が幕府につかまってしまった時や、永山が演じた種彦が罰せられた時も北斎は「こんな日だからこそ描く」と絵を描き続ける。現在、一部エリアでは緊急事態宣言下で劇場休業している、まさに“こんな日”ともいえる状況下での劇場公開となるが、「こんな日だからこそやり遂げたいこと」について問われると、日本映画が大好きと語る柳楽は「映画館で映画を観たい」と言い、田中は「いつもと変わらずに1日をしっかりと生きることが大切」と語った。永山は「誠心誠意の演技をして日本の人を元気にしたい」と明かし、瀧本は「前向きな気持ちを発信し続けていきたい」とした。

 最後に同作を楽しみにしている人々に向けて作品を代表して柳楽が「こういう時期にもかかわらず、公開することができたことをありがたく思います。人はトンネルに入ったら出口を探すと思うんですが、芸術や映画はトンネルでのライトになりうる力があると思います。一日でも早くコロナが収束して皆さんの笑顔が戻ることを思って頑張っています」とコメント。田中は「北斎こそが人々を愛し、人々の体を描写した最初で最後の人だと思っています。ぜひ、北斎に愛されに、映画を見て欲しいです」と作品をアピールし、イベントは幕を閉じた。

 なお、同作が公開を迎える、28日20時より、公開記念としてオンライン生番組の配信が決まっている。番組では、柳楽優弥、玉木宏、瀧本美織といった豪華出演者陣、そして橋本一監督が再び集結。それぞれが選んだ同作のイチオシシーンを視聴者とともに見たり、視聴者からの質問に答える企画などが実施予定。
《KT》
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