同ドラマは、情報を操作し裏で社会を動かす“スピン・ドクター”を日本で初めて題材にしたオリジナル・ストーリー。主人公は竹内演じる氷見江。大手の法律事務所で危機管理を専門に、法廷ではなく、パワハラ、セクハラ、名誉棄損、損害賠償をはじめとする多様なスキャンダルや社会的トラブルの裏側を主戦場にする異色の弁護士だ。人の心を読む驚異的な洞察力を持ち、相手が誰であろうと言うべきことは歯に衣着せずに言う人柄で、クライアントを社会的窮地から救い出すためならば、時に嘘すら正義に変える、知る人ぞ知る天才トラブルシューターである。
そんなドラマで、第6話にて氷見たちに仕事の依頼をしてきたのが作家の浮田千代子（真野響子）。これまで数々の文学賞を総なめにし、出す作品は相次いでベストセラーに。そんな浮田のもとで、住み込みで働いていた元秘書の3人が、週刊誌に浮田からパワハラを受けていたと告発。ある日、元秘書たちが灰皿にたまったタバコを捨てると、吸い殻が無いと作品が描けないと浮田は激怒。あげくの果てに灰皿を投げつけられ、ついに堪忍袋の緒が切れた3人の秘書は、半年前から同じく秘書として働き、浮田から絶大な信頼を寄せられている青年秘書1人を残して、浮田のもとを去ることになる。
1973年にNHK『出会い』でテレビドラマデビューして以降、これまで数々の名作に出演をしてきた真野。ともに名女優としてする竹内と真野の2人が今回、どのような掛け合いと芝居の応酬を見せるのかに注目だ。
真野は、初共演となる竹内について「竹内結子さんは、昔よりむしろ生き生きとしているようにお見受けしました。かわいらしさは変わらずで、クライアントとしてこんな方にフォローされたら、気持ちよくて、何でも言うことを聞いてしまいそう」とコメント。ドラマについては「老境にある、才能と財力を持った女性が、次世代に託すもの何か？演出の横尾さんは、生きる喜びと切なさ、可笑（おか）しさを織り交ぜながら、美しい映像でそれを素敵に表現してくださいました。長い長い食事のシーンは撮りごたえのあった分、見ごたえもあると思います」と見どころを語った。
『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』第6話は、2月14日よる10時から放送。なお、今夜10時からは、第4話が放送される。
