太宰治『人間失格』が監督・蜷川実花×主演・小栗旬で映画化 | RBB TODAY
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太宰治『人間失格』が監督・蜷川実花×主演・小栗旬で映画化

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(C)2019 『人間失格』製作委員会
  • (C)2019 『人間失格』製作委員会
 日本文学史上最大のベストセラー「人間失格」。その誕生秘話と究極の恋を描いた映画『人間失格』が2019年に公開されることが決まった。


 突飛な言動と奔放な私生活で、文壇から煙たがられながらも、ベストセラー作品を連発した、紛れもない天才作家、太宰治。正妻と2人の愛人という3人の女性と並行して関係を持ちながら、自堕落な生活を送り、自殺未遂を繰り返した果てに、愛人と川に身を投げる。この文学界の大スターのトップスキャンダルは、社会的事件として世間の注目を浴びたが、その裏に隠された彼の“本当の人生”と、 彼をめぐる“3人の女との恋と愛”の物語は、誰も知ることがなかった。

 女を惹きつけてやまないどうしようもなく魅力的な男の栄光と挫折、セックスと死。彼は、何と戦い、誰を愛していたのか?!太宰が死の直前に発表し、遺作となった「人間失格」は、日本文学史上最高の傑作にして、累計1200万部以上を売り上げた同作。その誕生秘話が、太宰自身と彼を愛した3人の女たちの目線から、事実をもとにしたフィクションとして初めて映画化される。

 監督は、日本を代表するトップクリエイターであり、世界屈指の写真家・蜷川実花。監督4作目となる同作では、膨大なリサーチを経て、太宰治の恋と生涯をサスペンスフルに、スキャンダラスに、エロティックに、蜷川実花ならではの新解釈とビジュアルで描き出す。また、酒と恋に溺れるダメ男ながら、圧倒的な人気と才能で、女を惹きつけてやまない魅力を放つ天才作家・太宰治を演じるのは、小栗旬。蜷川監督との初のタッグとなる同作では、役作りのために短期間で大幅な減量を敢行した。

主演が決まった小栗は、「お話を頂いたのはずいぶん前のことだったと認識しております。悩みました。この文豪を自分を通して産み出すことが出来るのだろうか。自分がこの人生を生きることは出来るのだろうか。しかし、監督から僕でなければ、というお言葉を頂き、脚本に魅了され、決断いたしました」と出演を決めた際の心境をコメント。「今はただただ、最高の孤独とは一体どこに存在しているのか。手に入るものなのか。そんなことを日々感じながら、一歩一歩、太宰に寄り添いながら過ごしております。私という人間から見えてくる太宰治という凄絶な人生を駆け抜けた一人の文豪の足跡が皆様の心に刻まれることを祈り、作り上げていければと思っております。お楽しみに」と呼び掛けた。

 映画『人間失格』は、2019年全国公開。
《KT》
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