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第159回芥川賞は高橋弘希さんの『送り火』

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 日本文学振興会は7月18日、第159回芥川龍之介賞を発表。高橋弘希さんの『送り火』(『文學界』2018年5月号掲載)が受賞を果たした。

 少年たちの力には、危うい均衡が存在するものだ。主人公の転校先は東北の小さな中学校。場所にも学級にも馴染み、小さな集団にも所属した。順調なはずの生活......それなのに、どうしてこんな場所にたどり着いたのか。

 高橋弘希さんは、青森県十和田市出身。2014年、「指の骨」で新潮新人賞を受賞しデビューを果たし、同作で芥川賞、三島賞候補となった。その後、15年には『朝顔の日』、16年には『短冊流し』で芥川賞候補、さらには17年に『スイミングスクール』で三島賞候補となっている。また、同年には『日曜日の人々(サンデー・ピープル)』で野間文芸新人賞受賞を果たした。
《KT》
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