待ち合わせにも使いたい!Google Mapsの「現在地の共有」機能が便利だった! | RBB TODAY
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待ち合わせにも使いたい!Google Mapsの「現在地の共有」機能が便利だった!

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メニューから「現在地の共有」を選ぶ
  • メニューから「現在地の共有」を選ぶ
  • 共有すると相手の位置と周辺地図が表示される
  • 相手の場所までのルートガイドが設定できる
  • 駅を降りて徒歩になると移動状況がよくわかる
  • Googleマップの「現在地の共有」を使う
現在はスマホ(携帯電話)があるので、待ち合せが本当に楽になった。だいたいの場所さえ一致していれば、行き違いや会えなかったという心配はまずない。いざとなればLINEなどでメッセージを送ればいい。

困るのは、土地勘のないところで、地図をみても自分の居場所がどこだかよくわからない場合。「いまここにいる」というのをうまく説明できない。なにか簡単に自分の居場所を伝える方法はないのか。と思ったら、Google Mapsの「現在地の共有」という機能を使えばよいということを聞いた。



●使い方は簡単:まずは「現在地の共有」を選ぶ
使い方は簡単だ。スマホやタブレットでGoogle Mapsを開き、左上のメニューアイコンを押すと「マイプレイス」や「タイムライン」などといっしょに「現在地の共有」という行が表示される。

メニューから「現在地の共有」を選ぶ

画面下にダイアログが表示されるので「使ってみる」をタップする。次に「ユーザーを選択」というアイコンを選び、位置情報を共有する相手を選ぶ。共有したい相手がリストで表示されていれば、その相手をタップする。その相手のメールアドレスに自分の現在位置が指定されたGoogleマップのURLが送られる。共有したい相手がリストされていない場合は、相手のアドレスや名前を入力すれば、アドレス帳やGmailの履歴から候補を探してリストしてくれるので、そこから選ぶ。

共有相手は、送られてきたメールのリンクをタップすれば、Googleマップが立ち上がり、自分の現在位置を確認することができる。

地図を開いたままにしておけば2分(くらい)おきに更新が入り、どこに移動したかを相手は随時確認することができる。地図を閉じても、また開けばそのときに相手がいる場所の地図が表示される。

待ち合せ場所に遅れそうなとき、この機能を使えば、相手にいま自分がどのあたりにいるのか、いちいちメッセージを送らなくても、Googleマップを開いていれば、状況を伝えることができる。

●家族に頼んでさっそく実験
なかなか便利そうなので、さっそく使ってみた。

と思ったが、うまい具合に人との待ち合わせの用事が入るものでもない。仕事の待ち合わせで、むやみに相手にお願いするのも微妙だ。そこで、家族(大学生の息子)に頼んで、学校から家までのルートで試してもらうことにした。授業が終わったら友だちと遊んで帰ってくるというので、帰るときの適当なタイミングで「現在地の共有」をONにしてもらうことにした。こちらは自宅で、帰ってくるまでの様子をチェックする。

共有すると相手の位置と周辺地図が表示される

学生とはいえ、いい年をした男が親からスマホで居場所チェックされるとは思わなかっただろうが、まあ協力してくれた。

どうせ、学校が終わったらゲーセンかカラオケかなんかで暇をつぶしてるんだろう。と思っていたら、息子から現在地の共有メッセージがきたとき、地図は赤坂見附付近にいると表示していた。通学定期は永田町までで買ってあるはずだ。友だちと分かれて電車に乗るところだろう。

しかし、なんで赤坂で遊んでるんだ? フーターズか? (あとで聞いたらJR四谷駅から永田町まで歩いていたらしい。大学でサークル活動でもしていたようだ)

なお、相手の現在地がわかれば、そのままGoogleマップのルートガイドを設定すれば、車や電車、徒歩でのルートを調べられる。待っている側が、道順や乗り換えを検索して道案内をしてもよい。

相手の場所までのルートガイドが設定できる

●高層ビルなどGPS電波の届きにくいところは要注意
しかし、その後、ホテルニューオータニのあたりに飛び、しばらくすると再び赤坂見附交差点付近に戻た。その後、そこからしばらく動かなくなった。なにをうろうろしているのかと思ったが、どうやらGPS電波の受信の問題のようだ。周辺はニューオータニやガーデンタワー、東京ガーデンテラス紀尾井町など比較的背の高いビルがある。また、バイパスの高架もある。上空が開けているようでけっこう障害物があり、GPSの死角になっているようだ。

共有している現在地の更新は(手動更新もしくは)約2分おきに行われる。その間に地下に入ったり、GPS電波が届かなくなったりすと、当然現在地の更新がされない。つまりその場に止まって表示される。赤坂見附付近で動かなくなったのは、おそらく無事地下鉄に乗ったと予想できる。

その後は、位置を更新できた地下鉄の駅ごとに位置が動く。地下鉄でも駅構内はWi-Fiやキャリア基地局の電波が届くところが多い。位置情報の更新が駅ごとになるのはそのためだろう。ただし、GPS電波を受信しているわけではないので、位置の誤差は大きい。駅や路線から100メートル以上離れた場所を示すことがあった。

青山一丁目付近では、完全に御所の中に位置が飛んだこともあった。さすがに御所の中に入ったら、こっちが呼び出されて迎えに行かなければならない。

●郊外、住宅街はかなり正確に位置共有できる
電車は途中から地上を走行(私鉄に乗り入れているため)する。位置情報の更新頻度が上がるかと思ったが、それほどでもなかった。電車の移動速度と更新タイミングの問題だろうか。位置を示すポイントが線路から大きく外れることはなかったが、同じ位置から5分以上動かないこともあった。鉄製の箱である電車の中は、GPS電波も受信しにくかったり、乗客のスマホが発射するさまざまな電波で干渉も起きやすいという理由もありそうだ。

移動状態を、ほぼトラッキングできるようになったのは、電車を降りて徒歩になったときだ。駅からの移動は、ほぼ2分の更新間隔ごとに追うことができた。「あ、コンビニ寄ってるな」とか「また野良猫かまってるだろう」という具合で、意外と状況がわかる。

駅を降りて徒歩になると移動状況がよくわかる

その後も打ち合わせなどで使ってみたが、その範囲でわかったことは、相手が電車で移動している場合は、あまり情報はあてにならないということ。逆に相手が徒歩で移動しているならかなり正確に位置を把握できる。

待ち合せでは、最寄り駅を降りたくらいから位置を共有するとよいだろう。

注意点は、高層ビル群はGPS電波が受信しにくいのと電波干渉による誤差が大きくなることだ。また、現在地の共有は、共有したい側が相手を指定して自分の位置情報を送ることで実現している。つまり、人の位置情報を見るための機能ではなく、自分の位置情報を見せるための機能なので、勝手に自分の位置を把握される可能性は低い。共有できる時間もそのつど設定できるので、一度共有した相手の情報をいつでもチェックできるわけではない。

無事合流できたら、「・・・」の設定メニューを表示させて、共有相手をリストから削除しておくことも忘れないようにしたい。リストに残っていても、双方が通信しあって承認しなければ位置情報は共有されないが、必要もない相手をリストに残すのは誤解の元だ。
《中尾真二》
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