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auとNetflixがコラボ発表!気になる料金とメリットは?

IT・デジタル スマートフォン
スマホ特有の「縦の画面」でも利用しやすいようUIも配慮されている
  • スマホ特有の「縦の画面」でも利用しやすいようUIも配慮されている
  • Netflixの利用料金とスマホの利用料金がセットになった新プランは月5,500円から
  • Netflixベーシックプランと、ビデオパスの「見放題プラン」が利用可能になる
  • Netflixは世界190カ国で展開する世界最大級のストリーミングサービス。一方でビデオパスは、国内の最新ドラマ、アニメ、名作邦画などに強い
  • 囲み取材に応じる、高橋社長とグレッグ氏
  • KDDIでは「25GB」というデータ通信容量について「モバイル端末だけでNetflixを100時間視聴できる量に相当する。1ヶ月の視聴時間を満たせる」と説明している
 Netflixのコンテンツ利用料金と、スマートフォンの通信料金がセットになったプランが発表された。KDDIでは月額5,500円から利用できる専用の新料金プラン「auフラットプラン 25 Netflixパック」を2018年夏以降にスタートさせる予定だ(価格は税抜き、以下同)。データ通信容量は25GB/月で、KDDIの提供するビデオパスも利用可能となっている。

Netflixの利用料金とスマホの利用料金がセットになった新プランは月5,500円から
Netflixの利用料金とスマホの利用料金がセットになった新プランは月5,500円から


auフラットプラン 25 Netflixパックとは


 本プランはスマホの利用料金に、Netflixのベーシックプラン(月額650円)、ビデオパス(月額562円)をバンドルさせたもの。音声通話のタイプ別に3種類を用意しており、スーパーカケホ利用なら月額5,500円から、カケホ利用なら月額6,500円から、シンプル利用なら月額6,000円から利用できる。ビデオパスは「見放題プラン」が利用できる。

Netflixベーシックプランと、ビデオパスの「見放題プラン」が利用可能になる
Netflixベーシックプランと、ビデオパスの「見放題プラン」が利用可能になる


■1回5分かけ放題のスーパーカケホを利用
 音声通話+月25GBのデータ通信+Netflixベーシック+ビデオパス=月額5,500円から。(auスマートバリュー、スマホ応援割を適用時)

■24時間かけ放題のカケホを利用
 音声通話+月25GBのデータ通信+Netflixベーシック+ビデオパス=月額6,500円から。(auスマートバリュー、スマホ応援割を適用時)

■通話課金型のシンプルを利用
 音声通話+月25GBのデータ通信+Netflixベーシック+ビデオパス=月額6,000円から。(auスマートバリューを適用時)

Netflixは世界190カ国で展開する世界最大級のストリーミングサービス。一方でビデオパスは、国内の最新ドラマ、アニメ、名作邦画などに強い
Netflixは世界190カ国で展開する世界最大級のストリーミングサービス。一方でビデオパスは、国内の最新ドラマ、アニメ、名作邦画などに強い


 提供開始は2018年夏以降、対象端末は4G LTEスマートフォン、申し込み窓口はauショップ、量販店、au取扱店、auオンラインショップ。なお追加料金を払うことで、Netflixスタンダードプラン、Netflixプレミアムプランにアップグレードすることもできる。

・Netflixベーシックプラン:追加料金0円、画質SD、同時視聴数1ストリーミング
・Netflixスタンダードプラン:追加料金300円/月、画質HD、同時視聴数2ストリーミング
・Netflixプレミアムプラン:追加料金800円/月、画質4K、同時視聴数4ストリーミング

auのビデオパスが邪魔に?


 KDDI代表取締役社長の高橋誠氏、Netflixプロダクト最高責任者のグレッグ・ピーターズ氏が記者団の質問に回答した。

 高橋社長は、今回の新プランを通じて「エンタメにハマるワクワク体験を提供していく」とアピールする。他キャリア利用者への提供は、現在のところ考えていないという。

 ビデオパスに配信されているコンテンツがNetflixに乗る可能性について、高橋社長は「コンテンツを紹介し合うことはあると思う。けれど、敢えてNetflixに乗せる必要はないのでは」と消極的だったが、グレッグ氏は「世界に向けてお届けする可能性はある」とした。またKDDIとNetflixが共同でコンテンツを制作する可能性については「将来的にあっても良いと思っている」(高橋社長)。

 KDDIが提供するビデオパスが邪魔になるのでは、という質問にグレッグ氏は「コンテンツがオーバーラップしていないので、ご一緒することで拡大したライブラリをお届けできると考えている」。高橋社長は「また、そんな意地悪な質問を」と苦笑いしていた。

囲み取材に応じる、高橋社長とグレッグ氏
囲み取材に応じる、高橋社長とグレッグ氏


Netflixはどこまでスマホに最適化される?


 Netflixではスマホでの視聴を想定して、いくつかの新機能を準備した。グレッグ氏が「今回の取り組みの魅力のひとつ」と紹介したのが、効率の良いエンコーディングの実現。ある程度のビットレートがあれば、良画質の映像を届けられるようになったという。そしてスマホ特有の「縦の画面」でも利用しやすいよう、UIも最適化した。コンテンツのプレビューを利用する際などに、使いやすさを感じられるとのことだった。

スマホ特有の「縦の画面」でも利用しやすいようUIも配慮されている
スマホ特有の「縦の画面」でも利用しやすいようUIも配慮されている


 はじめからスマホ視聴を想定したコンテンツを制作する考えについて、グレッグ氏は「モバイル専用のコンテンツを制作する考えはないが、モバイルユーザーにとって最適なコンテンツの在り方は精査していく必要性を感じている。(移動の合間など)時間の限られた中でも楽しめるコンテンツづくりなど、これから試行錯誤していきたい」。

 今回のサービスやコンテンツを、グループ傘下のUQコミュニケーションズ、BIGLOBE、JCOMなどに展開する考えについては「いまのところはKDDIの中での展開を考えているが、グループ会社を含めて様々なところで展開できたら面白いのでは、とも思っている」(高橋社長)。

KDDIでは「25GB」というデータ通信容量について「モバイル端末だけでNetflixを100時間視聴できる量に相当する。1ヶ月の視聴時間を満たせる」と説明している
KDDIでは「25GB」というデータ通信容量について「モバイル端末だけでNetflixを100時間視聴できる量に相当する。1ヶ月の視聴時間を満たせる」と説明している


 映像コンテンツ配信サービスで競合するドコモのdTVについて聞かれると「(dTVに)対抗するためにリアクションしたわけではない。我々としては、最高のコンテンツにアクセスいただけるサービスをお客様に提供していくということ」とグレッグ氏。

 また、Netflixは2015年にソフトバンクと提携し、キャリアショップの店頭でサービスに加入できる仕組みを実現していた。そのことについて評価を求められると、グレッグ氏は「素晴らしいパートナーであり続けている。日本の皆さまにサービスが届くチャンスを与えてもらった。新しいフェーズに入り、今回はKDDI様と組んで、より強い形で魅力を届けられるようになった」と回答していた。
《近藤謙太郎》
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