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眠っていたiPhoneが高画質コンデジに……Lightning接続の外付けカメラ「DxO One」を試す

IT・デジタル スマートフォン
iPhoneにLightning直結が可能な外付けカメラ「DxO One」
  • iPhoneにLightning直結が可能な外付けカメラ「DxO One」
  • レンズカバーを開けるとLightning端子がポップアップする
  • 背面にタッチ操作に対応するモノクロLEDとSDカードスロット、USB端子を搭載
  • 天面にシャッターボタンがある
  • iPhone 7につないで使ってみる
  • 接続するとこのような見栄えになる
  • アプリを立ち上げて、スマホの画面で詳細を設定。ビューファインダーにもなる
  • コンパクトな別売のキャリングポーチ
 シャッターを切ってからデータを記録するまでのインターバルは十分にストレスを感じさせない速さだ。カメラを構えたポジションから、左下側の位置に来るアプリのシャッターアイコンをタップしてもいいし、右側の本体ボタンでシャッターを切ることもできる。

 静止画・動画の撮影はアプリのアイコンから素速く切り替えられる。動画の最大画質は1080p/30fpsまで設定が可能。フォーカスはマニュアルとオートが選べるが、オートフォーカスは合焦がiPhoneに比べるとやや遅く感じられた。静止画撮影時には使える3倍電子ズームが動画撮影の際には無効になる。電子手ブレ補正が搭載されているが、何より本体とiPhoneを両手で構えることになるので撮影時の手もとが安定してブレを少なく抑えられる。

アプリを立ち上げて、スマホの画面で詳細を設定。ビューファインダーにもなる
アプリを立ち上げて、スマホの画面で詳細を設定。ビューファインダーにもなる


 iPhoneとの間をWi-Fiで直接つないで、iPhoneをリモートビューワーにして撮影できる機能が便利だ。撮った写真はiPhoneの通信機能とアプリを使ってSNSでシェアしたり、メールやメッセージに添付して送れる。ソフトウェアのアップデートにより、Facebookライブでの配信とタイムラプスビデオの撮影機能も追加された。

iPhoneとカメラの間をWi-Fiで直接つなぐこともできる
iPhoneとカメラの間をWi-Fiで直接つなぐこともできる


 バッテリーのスタミナは静止画200枚の撮影に対応していると目安が示されている。実際にはカメラを起動したまま持ち歩いているとバッテリーが徐々に消耗されてしまうので、毎度写真を撮るたびに本体とアプリを起動する必要がある。本体のモノクロ液晶にバッテリー残量が表示されるが、ゲージに1ケタ台がなくいきなり10%ずつ表示が減るので感覚的にも残量を気に留めておく必要がある。

 iPhone 7はiOS11から写真ファイルをHEIF形式で記録して、内蔵ストレージに高効率よく保存できるようになったとはいえ、DxO Oneがあればカメラ側のSDカードにのみファイルを記録する設定も選べるので、内蔵ストレージが小さめのiPhoneでもより気軽に高画質な動画・静止画撮影が楽しめるのがうれしい。

データの記録先は本体に装着したmicroSDカードのみか、iPhoneへの同時記録も選べる
データの記録先は本体に装着したmicroSDカードのみか、iPhoneへの同時記録も選べる


 DxO Oneに対応するアウトドアシェルや予備バッテリーパック、チルトスタンドなどアクセサリーも豊富に揃っているので、本機を活用しながら撮影を楽しめるシーンも広がる。コンデジを新たに購入することに比べると少し割高なガジェットという感じもするが、1インチセンサーの高品位な画質は魅力。もし機種変更した古いiPhoneが眠っていれば、本機に組み合わせてもう一度高機能コンデジとして活躍の機会を与えることもできる。日本での正式発売を心待ちにしたい。

DxO Oneでハンバーガーを撮影。iPhoneに比べると色のりがややあっさりとしている
DxO Oneでハンバーガーを撮影。iPhoneに比べると色のりがややあっさりとしている


iPhone 7で撮影したハンバーガー。ディティールが上手に引き出せている
iPhone 7で撮影したハンバーガー。ディティールが上手に引き出せている
《山本 敦》
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