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LINEが自転車シェアのサービスを立ち上げ……中国大手のモバイクと提携

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記者会見にはLINEの出澤剛氏と、モバイクのHu Weiwei氏が出席。日本版・モバイクサービスの展望を語った
  • 記者会見にはLINEの出澤剛氏と、モバイクのHu Weiwei氏が出席。日本版・モバイクサービスの展望を語った
  • 自転車シェアのサービスをこのタイミングで立ち上げる3つの理由が語られた
  • LINEとモバイク、それぞれの強みを持ち寄るかたちで日本版サービスを固めていく
  • モバイクではより質の高いサービスをユーザーに提供するため自転車の開発も行っている
  • モバイクの自転車
  • LINEとモバイクのアプリ連携も図っていく
 記者会見にはモバイクのファウンダーであるHu Weiwei氏も登壇した。Hu氏はサービスの立ち上げから非常に短い期間でモバイクを成長軌道に乗せることができた要因について、「QRコードで利用できる手軽なスマートロック、ユーザーの利便性を第一に考えて自社で設計・開発した自転車(ハードウェア)と、シェアバイクのためのアプリ(ソフトウェア)による洗練されたユーザー体験を提供できていること」であると述べている。

 同社はこれまでに世界200以上の都市に800万台のシェア自転車を配備して、都市の交通インフラを大きく変えるインパクトをもたらしてきた。それだけでなく、各地域の政府や行政と連携しながら自転車を停めるためのパーキングの設備も充実させてきたことが、街の景観・美観を向上させ、引いてはエコフレンドリーなサービスとしても高い評価を受けるまでに至ったようだ。Hu氏は自転車シェアのサービスが、世界的な課題とされている人口増加に伴うインフラへの負担増に対する解決策を提供するものであると強調している。「エコフレンドリーでシンプルな交通手段である自転車を多くの人々でシェアするという考え方は日本にも必ずフィットするだろう」とHu氏は見通しを語った。

モバイクではより質の高いサービスをユーザーに提供するため自転車の開発も行っている
モバイクではより質の高いサービスをユーザーに提供するため自転車の開発もおこなっている


 LINEと連携する日本版モバイクのサービスは2018年上半期中のスタートを予定する。当初どの地域から、どんな規模感で始まるのかなど具体的な見通しについては本日の記者会見でまだ明らかにされなかった。Hu氏は「一気に全国展開することはない。物流や倉庫の準備も必要だからだ。スモールスタート&ソフトローンチでテストをしながら、モバイクが日本のどの地域にフィットするのか見極めていきたい」としている。

モバイクの自転車
モバイクの自転車


 出澤氏も今後の展開について、「恐らく今後、いくつかのスマートバイクシェアのサービスが国内でも立ち上がってくると思うが、モバイクとLINEが連携することによって、伝統的なシェアリングサービスとひと味違うITのテクノロジーを活用して人々に利便性を提供するサービスが強みとして打ち出せるだろう。ユーザーにとって最高のサービスをつくることができれば、結果は後から自然に付いてくると信じている」とポジティブな見通しを示した。
《山本 敦》
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