DeNA、創業者・南場氏が代表取締役に復帰!第三者委員会の調査結果も報告 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

DeNA、創業者・南場氏が代表取締役に復帰!第三者委員会の調査結果も報告

IT・デジタル スマートフォン
代表取締役会長 南場智子氏
  • 代表取締役会長 南場智子氏
  • DeNA 新ロゴ
 DeNA(ディー・エヌ・エー)は13日、同社運営キュレーションプラットフォームサービスにおける不適切記事の掲載について、第三者委員会による調査結果が出たことを報告した。

 第三者委員会は、同社運営のWELQ等のメディアにおいて「薬機法、医療法、健康増進法等が規制する広告又は表示が含まれている可能性がある」と指摘。さらに、問題の一因となっていた複製権/翻案権侵害(テキスト)の可能性がある記事については、400サンプル中15記事で、このうち、11記事については、第三者記事と、同社記事の内容が全く同じ”デッドコピー”であったとしている。さらに、第三者委員会は、内容が不適切な記事として、いくつかをピックアップ。「肩こりの原因」として「幽霊が原因のことも」という結論を導いた記事については、「肩が痛い」というキーワードの予測キーワードの1つが「霊」であったことを原因としてあげ、こうした記事が作成されてしまった経緯については「WELQチームにおいて、記事構成案の作成に際し、SEO施策の観点が過度に重視された結果、記事内容の合理性等がおろそかにされていた」ためとしている。本記事を含め、薬機・医療関連記事を閲覧するユーザーは「深刻な病状を抱えて悩み、まさにすがるような思いで記事を閲覧しているものがいることが想定される」ため、DeNAは「ユーザーに対する配慮を欠いた記事が掲載される可能性があることを真摯に受け止める必要がある」と指摘している。

 こうした第三者委員会の指摘に対し、DeNAは「責任や義務をきちんと果たすための徹底した管理体制やコンプライアンス体制の強化が必要と改めて強く認識いたしました」とし、取締役会において「コーポレートガバナンス及び内部統制体制について抜本的に見直していくことを確認いたしました」とコメント。具体的な取り組みについては、今後適時公表するとしているが、現時点で代表取締役を1名の体制から2名体制へと変更し、トップマネジメントを強化すること、取締役会による業務執行に関する監視などを決定している。なお、代表取締役の追加については、同社創業者である南場智子氏の就任が決定している。
《KT》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top