災害対策に威力を発揮!折りたたみ式ドローンの可能性 | RBB TODAY
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災害対策に威力を発揮!折りたたみ式ドローンの可能性

IT・デジタル ハードウェア
展開時のサイズは約1,000x1x000x450mm。最大積載重量はバッテリーを除くと約2.5Kg。8基のうち2基のモーターにトラブルが発生しても致命的な状況にはならない(撮影:防犯システム取材班)
  • 展開時のサイズは約1,000x1x000x450mm。最大積載重量はバッテリーを除くと約2.5Kg。8基のうち2基のモーターにトラブルが発生しても致命的な状況にはならない(撮影:防犯システム取材班)
  • 折りたたんで収納したときのイメージ。工具不要のため機動性が高い。本体のみの重量は約3.1Kgと軽量(撮影:防犯システム取材班)
  • ドローン搭載型レーザースキャナーユニット「TDOT」により、地形データを即時に三次元化するシステムをリアルタイムで実演していた。重量は約1.9Kg(撮影:防犯システム取材班)
  • 吊り下げられたドローンとレーザースキャナーの直下にはミニチュアがあり、小型LiDARセンサでスキャニングされた点群データが表示されている。実使用ではクラウド処理で基準点のデータや姿勢制御などの解析が行われ、高精度なデータ取得を可能としている(撮影:防犯システム取材班)
 各業界から注目を集めているドローンだが、なかでも防災活用は大きな可能性を秘めており、ドローン関連のさまざまな企業が実証実験を行ったり、消防組織や自治体などへの導入を進めている。

 そうしたなか、東京ビッグサイトで開催された「衛星測位技術展(SATEX2016)」において、防災活用を見据えた産業用折りたたみ式ドローン「αUAV2」が初公開されたので紹介していこう。

 「αUAV2」は、AMUSE ONESELFが手がける折りたたみ型の多機能ドローンで、同社が得意とする計測ソリューションを始めとして、防災対策、災害対応などさまざまな分野に活用できるものとなっている。

 最大の特徴は折りたたんで背負えるサイズに収納が可能な可搬性と、システム障害に対する冗長性を備えていること。まず可搬性という点では、背負えるサイズに分解できるドローン本体は、工具不要で組み立てを行うことできるので、足場が悪い場所での運用も想定される災害時には、オペレーターの負担を軽減してくれる。

 また、冗長性という面では、飛行中に8翼のモーターのうち1基が停止しても飛行継続が可能で、2基が停止した場合でもその場にランディングすることができるという。高額なドローンだけに、こうしたトラブル時への備えがある点も製品の大きな強みといえる。

 計測用途での産業用ドローンは数千万円クラスのものも一般的だが、同機は小型化と同時に大幅なコストダウンも実現している(価格はシステムにより個別対応)。

 最大飛行高度は約5,000m,飛行時間の目安は本体のみで約35分、サーボ式のジンバルにカメラを搭載したり、レーザースキャナユニットを搭載することで、災害現場の現状把握を可能とする地理空間情報取得システムなどを構築することも可能とのこと。

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《防犯システム取材班/小池明》
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